CHAKA With Webfriends (Blog)

人と人との架け橋になる
歌手になりたい

合掌

2007年08月28日 23時37分47秒 | Weblog
今日は色んな人に会い、色んな人の歌を聴き、色んなことがあった。
色々あったけど、まぁまぁ元気で帰宅。

自宅ちかくの道を通りがかった時、見知らぬおばちゃんが
「あの〜、あの〜」と言ってるので、
何かな?と思って立ち止まった。

おばちゃんは
「すいませんね。知らない人に声かけてすいません」
と声をかけてきた。オロオロしてて、半泣き。

何を言っているのか、最初はわからなかったけど
よく聴くと、仔猫が車にはねられて死んでる、
どうしたらいいかわからなくて困ってる?とのこと。

見てみたら、おばちゃんが、(またひかれたら可哀想だから)
道の真ん中から隅っこの方に持って来たという仔猫が
血を流して死んでいた。まだ柔らかい。でも、もうどう見ても
死んでる。おばちゃんが見つけた時は、まだ温かかったという。

まずは、半パニックってるおばちゃんの話を聞いて
全部吐き出させてあげることが大事だと思ったので、
要領を得ないおばちゃんの話を聴いてあげた。

私は以前にも、近所で、車にひかれて死んでいる猫を
箱に入れて、区の係りの人に連絡したことがあるので、
「私が連絡しますから」と言って、帰った。
おばちゃんは、私と離れたくないみたいだったが、
おばちゃんも「よろしく」と言って、帰った。

まず、警察に電話したら「警察でも何とかしますから
大丈夫です」と言ってくれたので、現場の住所を伝えた。

お巡りさんが何とかしてくれると思ったが
放っておけなくて、現場まで行った。すると、やっぱり
おばちゃんも、また戻って来てた。

そのおばちゃんは私に「あんた、ありがとう。あんた、ごめんね」
と言って、自分がやってるという焼き鳥屋に連れて行った。

いきなり「あんた、歌ったり踊ったりする?」と訊くので
「私は、それが職業です」と言った。

すると「うちの店ここで、カラオケも歌えるから、お腹空いたら
おいでよ。サービスだから。お代は気にしないで、いいから。
おいでよ」と言ってくれた。

近所で、美味しいという、評判のいい焼き鳥屋だった。
その店の前にはおこぼれを狙う、野良猫が3~4匹いた。
まるまると太っていた。おばちゃんは、その子達にも
たまに、食べ物をやるのだという。犬も飼ってるし、
動物が好きな優しい人のようだ。

そして、また二人で現場に戻ったら、ちょうどお巡りさんが
来てくれて、事情を聞いてくれた。おばちゃんは、とにかく
脈絡なくしゃべりまくっているので、その若いお巡りさんは、
私の話しばかりを聞いていた。

「朝にならないと、区は動かないから、今はビニール袋で
申し訳ないけど、これに入れて、交番に持って帰る」と言って
ゴム手袋をして、猫を新聞紙でくるんで、移動し始めたが
下手くそ、というか、きっと怖がっていたのだろう。

新聞紙が固くて、うまく猫をつかめない。
私は、家からタオルを持って来てあげようかと思ったが、お巡りさん
は、ちょっと強引にビニールのゴミ袋に入れちゃった。

おばちゃんは、まだ半泣きでしゃべり続けているし、
通りすがりの人は猫に気付くと「は!」と声を出し、
合掌するし、私はずっと口に出して南無妙法蓮華経と
唱えながら、猫が袋の中で変な形にならないように、
ビニール袋の形を直しているし、一種、異様な光景だったと思う。

あんまり、心でくよくよ悲しみすぎると、仔猫も可哀想なので
心を切り替えて、頑張ります。


全身真っ白で、長い尻尾だけが三毛で、少し縞模様みたいになった、
まだ、5~6ヶ月って感じの、可愛い、細い子だった。

おやすみ。
元気な時に会いたかったけど。

ゆっくりね。
おやすみ。


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