ケーブルで、朝からぶっ続けで「忠臣蔵」を見ました
大体のストーリーは知っているけど
なかなかじっくり見ることはなかった
毎年、暮れになると、日本では
みんなどうしてこれを見て、第九を歌うのかは
私にはわからない
ヴァレンタインデイに女性が男性に
チョコレートをあげるとか
クリスマスには赤と緑のポインセチアとか
土用の丑の日にはうなぎとか
そういう風に、誰か、諸葛孔明みたいな人が
考えたのかな?
私の本籍は兵庫県の赤穂だから
なんとなく気になってたし
「田舎は赤穂です」
と誰かに言うと
「あの、赤穂浪士の赤穂ですか?」
と聞かれる確立はめちゃくちゃ高い
有名だし、私と全く関係ないわけじゃないので
興味はあったのです
で、どんな物語も、監督さんの解釈で色々と違ってきます
だから、本当はどういうことが起きたのかは
実際に見た訳じゃない私たちには、何も言えないし
あくまでも物語として見るのであって
「吉良は=悪いやつ」「浅野と大石は=いいやつ」
なんてことも思っていないのです
そう言えば、以前、クリスマスの頃に
吉良でライブをやりました
私はよく知らなかったので
タクシーの運転手さんに
「吉良というのは、あの吉良上野介の吉良ですか?」
と尋ねたところ
「この辺の人間に忠臣蔵の話はしない方が良いよ」
と、アドバイスをもらいました
でも、ライブ終了後、誰かが忠臣蔵の話をし始めたので
「私は、本籍が赤穂です」
と言うと、吉良の方が
「あら!12月のこの季節に、赤穂の人が吉良へ
来てくれたなんて、嬉しい!」
と、言ってくれました
その感じから判断して
吉良の人にも、当然ながら色々なんだなと思いました
解釈は少しずつ違えど
どのドラマにも、多分、吉良上野介は
大なり小なり悪者に描かれているでしょう
でも、本当は
ただ悪いだけの人ではなかったのではないかとは
何の根拠もなくそう思っています
お侍さんというのは、恥の為に命を捨てることもある
という言葉を聞いたことがありますが
多分、本当だったのでしょうね
もちろん、誰にも寿命以外では死なないで欲しいけど
今の日本人(当然、私も含めて)が
それぐらいの気持ちで
自分を時には律して生きていくことは
だんだんと必要な世の中になってきたかもな~と
感じたりしました
ともあれ
森繁久彌さん、里見浩太郎さん、西郷輝彦さん、田村亮さん、
山岡久乃さん、中野良子さん、野川由美子さん、多岐川裕美さん、
三田明さん、風間壮夫さん、坂上忍さん、あおい輝彦さん、
竜雷太さん、堤大二郎さん、峰竜太さん、火野正平さん、
などなど
なんと多くの素晴らしい役者さんが日本にはいることだろう
と、思いました