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今日は前回からぐっっっと年齢が上がって大学入試のお話です。 まずは大学共通テストの筆記問題。大学共通テストの問題傾向として特徴的なのが、分量がぐんと増えたことです 文章の難易度は英検準2級から2級程度ですが、とにかく量が多いので普通の高校生が読むスピードの2倍ほど速く読み取らなければならないと言われています。
↓写真の上にずらっと並べてあるのが筆記問題です。全32ページ! この量を80分で読みとらなければなりません。この傾向はしばらく続くと思われますし、英検やTOEICなどでもこの形式が取られていますので、多読、速読のための基礎作りを早い段階から行うことがとても大切です。
下はリスニング問題(60分)です。 英検2級レベルと言われていますが、グラフや表を見ながら解答しなければならない問題など難易度の高い問題も入っています。
では、速読を習得するにはどうすれば良いのでしょうか・・
一つの方法として奨励されているのが「音読」しかも音読の多読です。音読を自然なリズムで、しかもたくさんこなすことで、英語を英語のまま理解する力がつくのです。英語を英語のまま理解する力がつけば黙読でも同様にすばやく内容を理解できるようになるでしょう。 ただ、高校生になって急にそのような力がつく訳ではありません。繰り返しになりますが、早い段階からその基礎作りをする必要があります。
教室ではその基礎作りのために以下のことを目標にクラスを進めています
小学低学年・・・なるべく早い段階で文字や単語を読めるようにすること
教室では声に出しながら単語を書くよう勧めています
小学中高学年・・・文の音読、多読を習慣づけること
クラスで扱っている教材を↑と同じく自然なリズムと速さで読むことを勧めて
います
中学生・・・会話文や長文を音読(多読)することを習慣づけること
クラスでは教科書だけでなく副教材や英検の問題にも同様にに取り組むよう勧
めています。
高校生・・・ これまでと変わらず音読習慣を続ける。同時に黙読で素早く内容を理解する力を
つける。
教室では「5分で解きましょう」など、時間を決めて英検の長文問題などに取り
組ませています。
音読は速読につながるだけでなく、リスニング力もアップさせます。自然なリズムや発音を体に染みこませることで聞き取る力も同時に養えます。クラスでよく話すのですが、例えば Can I help you? を「キャン、アイ、ヘルプ、ユー」と読んでいては「キャナイヘウプユー(カタカナで書くのは無理がありますが)」と言う音声は絶対に聞き取れません。自分の脳内にない音声を理解できるはずがないのです。また当然のことながら話す力にもつながります。声に出すことで簡単な表現などは塊で体に入り、日常会話の基礎ができるのです。
教室の保護者の方々がご覧になっていらっしゃいましたら、是非、ご自宅での音読とリスニングを励ましてあげてください