カレーです。
新型コロナ感染拡大の影響で閉塞感の高まる昨今ですが、
流行性感染症なのでどうせ罹るときはどうやったって罹る、と、
手指衛生だけは欠かさずに、それ以外は普段どおり過ごしています。
何せ今現在人生最大の楽しみが今月末に控えてるんだから、
自粛とかなんとか言ってられない。
自粛=やらない、という選択は、
リスクを回避することにはなるかもしれませんが、
世界そのものを小さく、狭く、流動性なくしてしまう。
自粛とかなんとか、言ってられない。
むしろ少なくとも今月末が来るまでは、
絶対言ってたまるか、と思ってます。
さて、何をそんなに楽しみにしているかと言えば、
3.29名古屋はスポルティーバアリーナで開催される、
『スクールオブ闘争2020』。
通称・スク闘2020。
昨年3月に同じく開催となった、
『モーニング闘争2019』、そのいわば続編とも言える大会。
モー闘2019についてはネット・プロレス大賞においても
個人的に2位に推したとおり、その場で見届けたのが80人とは思えない
ムーブメントを生み出す、ある意味マイルストーン的な興行でした。
その、続編というだけでも期待値は膨れ上がるのに、
明らかになった参戦選手の顔ぶれをみて、
家に帰るまでに通り抜ける公園で、夜半に小躍りしたわけです(事案)。
“スクール”の名を冠するとおり、
千葉で勢力を拡大する“藤田プロレス☆スクール”が名古屋に乗り込むかたちで行われ、
「名古屋を壊滅する」ことを目的としている本興行、
藤田ミノル教頭(おしえがしら)を筆頭に、
ヤス・ウラノ先生、関根龍一先生、最上九委員長と、
スクールメンバーの名前が並ぶ中、私の小躍りは続く名前から始まりました。
今成夢人、
そして、水森由菜、
さらに、ロッキー川村、
止めに、新校長・ディック東郷……!!
名前をみて思いましたね。
“ああ、これは名古屋壊滅する”と。
というわけで、この顔ぶれが勢揃いする3月29日に照準を合わせ、
ここまでの人生を過ごしています。
しかし。
しかし、だ。
現在のところ、残念ながら、
“この顔ぶれが揃う”以上の楽しみをまだ、
見出だせていない状況にあるのもまた、事実です。
おそらく、超協賛あるいは協賛というかたちでこの興行の観戦を楽しみにする、
数多の一般生徒たちは、各々言葉の使い方は異なるかもしれませんが、
概ね一つの懸念を抱いているのではないでしょうか。
このままでは、
名古屋は壊滅する。
…というか、我闘雲舞に足繁く通い、
ネット・プロレス大賞2019の新人賞1位に名前を挙げた身としては、
こう思います。
名古屋は、
水森由菜一人に、
壊滅させられる
と。
我闘雲舞で活躍する他現役アイドルとしてライブをこなし、
さらに熊本のラジオ番組も持っていたり、
TOKYO MX2の深夜帯のドラマに出たりと活躍の幅が
よくわからない方向に広い水森さんは、
AWG Color's、SEAdLINNNG、HEAT-UP等への参戦はありますが、
まだそれほど多くはなく、東京を離れて試合をする機会は年に数回程度。
しかし、地元九州・熊本で試合をしたいという野心を持っていて、
そのためのバイタリティは並々ならぬものがあります。
というかバイタリティが有りすぎて、Twitter上でいきなり
ディック東郷新校長にトロピカル語を駆使して絡み始めたときは、
もう、さすがのスクール講師陣をもたじろがせました。
毎日毎日小倉トーストを食することで名古屋への対抗意識を燃やし、
この一戦に出てくる名古屋の選手たちや講師陣にリプライを飛ばしまくり、
ある意味、教頭の役目をかなりの割合で肩代わりしています。
この日々続く教頭や委員長も巻き込んでの(クソ)リプライムーブメントは、
インディー界をも広い視野で見渡すあの小島聡選手にも届いた…ばかりか、
あろうことかその小島聡選手にも水森先生がリプライを飛ばす始末。
もはや、ただ一人の力だけでこの興行の話題を日々生産し続けています。
プロレスにSNSが関係ない、
とか、そんなことはこの観客80人に限られた興行には言えるわけがなくて。
如何にこの80人を本気にさせるか、
“80人しかとんでもないものを見ることができなかった”というムーブメントを起こすことが、
この興行の勝敗を分けるところ。
実際の試合が関係ない、とは言いませんが、
今のところ、実際の勝敗がどうなろうと、
実際の試合をどんな素晴らしい試合にしようと、
この水森由菜先生の溢れんばかりのバイタリティ以上の印象を…
少なくとも名古屋モーニングスクール側からは、
感じ取ることができていません。
違う。
そうじゃないんだ。
確かに私は水森由菜がみたい。
名古屋で試合をする今成夢人がみたい。
スクール講師陣がみたいし、ディック東郷新校長がどんな試合をするかみたい。
でも、そうじゃないんだ。
集ったレスラーがとんでもない存在感を持っていることを知っているから。
だからこそ、名古屋のレスラーたちが
どんなプロレスラーで、
こんな濃ゆいメンツを相手にどんな存在感を発揮できて、
どう考えても圧倒的に(少なくとも存在感の上で)不利な中、
どう抗い、勝とうとするのか。
その過程を見せることは、プロレスに不可欠だと個人的には思います。
“試合で全てみせる”場合もあるでしょうが、
今回その試合を生でみるのは80名。
そんな悠長なことは言ってられない。
おそらくそんな80名に入る人たちが、
迫りくる日程と危機感から、いくらか声が上がり始めました。
私もそんな一人です。
そしてようやく、名古屋のプロレスラー側からもジワリ、ジワリと
動きが出てき始めた気配も感じます。
でも、まだだ。
まだ全然足りない。
まだ、水森由菜一人に到底太刀打ちできない。
まだスクールには今成夢人がいる。
ロッキー川村がいる。
ディック東郷新校長がいる。
スクールをスクールたらしめる4人がいる。
決戦まであと3週間。
高井憲吾、
ジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランド・パッションマスク4号、
影山道雄。
彼ら3人を凌駕する存在感を発揮する選手は現れるか。
そして、何人現れるか。
それが、どこまで相手の存在感を上回れるのか。
名古屋の存亡はそのあたりに懸かってる。
名古屋は果たして、生き残ることができるか―