時々眺める富士山

今日も夢の中の話をしていたが

今日の訪問時、母はベッドで寝ていた。
今日は快晴で陽射しが暖かかったので、車いすに載せ、窓際で日向ぼっこをさせ、その間に床の拭き掃除をした。

それから館内を、車いすを押してあるいた。

今日は大きな鏡に移った自分を見ても、何も言わなかった。

壁に貼ってある、自分の写真も分かっているようで、指ささせると、大体その方向を指した。

それから、パッド交換とのことで、またベッドに寝かせた。

今日は看護師は何も言わなかった。

母が小百合ちゃんといっていた介護の方はここの所見ない。
その代わりに新顔の介護の方がいる。
それを母はちゃんとわかっていて、「あの人は新しい人」と教えてくれる。

比木さんという。
昔、そのような名前のお医者さんに母に連れてもらっていったことがある。
そのことを言ってみたが、母に租の記憶はなかった。

昼食をホールの机で舞っている間、
「また小林さんとこの男の子が来て・・・」
というので、そんなことは絶対にないと否定した。

それでも来た来たというので、どこに来たのか尋ねる。
昨日私が帰ってから、今日来るまでの間、ただの一人も面会人が訪れていないのは面会ノートで確認している。

「ミーちゃんのところの子供は、男の子?それとも女の子?」
という質問もしてきた。

もう25年も前に死んだ人のところに今度子供が生まれたというのだ。

これも全否定した。

それにしても母は、兄弟のうちミーちゃんの話しかしない。
ユカ子とケイ子の話は一切でない。
そこで、そういう人を知っているか尋ねたところ、知らないとのことだった。

一方で弟の紳ちゃんとその嫁の妙子さんのことは「もちろん知っている」とのこと。

妙子さんはこの間来たともいう。それは全否定した。

年末は娘のところに行くから来られないと告げると、うなずいて、
「でも、お父さんが帰ってくるから大丈夫」
という。お父さんは3年前に死んだことをまた伝えた。

娘が今どこに住んでいるのか尋ねてきた。
それを答えるとうなずいた。

死んだ人のことをまだ生きていると思うのは、死ぬ頃あまり顔を見なかったからじゃないか?と少し嫌味をいったところ、「お前みたいに車がないから行けなかった」という。

ここには車ではなくバスで来ていることを告げると、それは大変だねといった意味のことをいった。

「お礼に、あのお菓子を上げよう」ともいった。

昼食がきた。
また、いつもの通り「お前食べなよ」という。

食べるように促すと、おかずからスプーンですくって適度なスピードで食べた。

今日はおかゆだったが、おかゆの方が後回しだった。

ここで帰ることにした。
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