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2022年6月29日の日本の気温の平年偏差


2022年6月29日現在の年平均気温推計

比較基準 年初来偏差 歴代順位 年末推定偏差 年末推定順位
平年偏差 +0.51 ℃ 5位 +0.46 ℃ 6位
前年偏差 -0.10 ℃ 5位 -0.08 ℃ 5位
前365日平均 +0.56 ℃ 5位 +0.46 ℃ 6位
単純平均の365日移動平均 14.925 ℃
2022年4月4日の極小値14.794 ℃0.131 ℃上回る
2021年8月8日の極大値15.219 ℃0.294 ℃下回る
(予測値 平年比 +0.60 ~ +0.78 ℃ 歴代順位 (1~4位)
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2022年6月29日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+3.60 ℃と2週間連続のプラス偏差となった。この連続プラス日数は、本年単独1位である。網走と石垣島を除く13地点で日平均気温が平年を上回った。山形と伏木の日平均気温は平年比+7.4 ℃と偏差幅が大きかった。山形は本年3番目に大きなプラス偏差幅だった。続いて石巻の+7.0 ℃、これは本年最大のプラス偏差幅だった。境は平年比+6.4 ℃だった。

ここの所の高温偏差により、境の日平均気温の過去5年平均比の偏差の積算がプラスに転じた。グラフを見る。

6月下旬になって大幅な高温偏差が連続し、異常高温と感じるが、本年の日本の気温水準はこれまで低かった。ここでようやく過去5年平均比の黄色線が正偏差となった。これまでのようなマイナス偏差の後にはある程度の反動があるのが普通で、現在はその時期と考えられる。境のグラフを見ると、ここで4指標すべてが急激な上昇にあることがわかる。このまま平年比の黒線が200 ℃の線を越えてくるか、昨年比の緑線が0を上回るか?これが一つの注目点である。

昨日は気象庁の観測点中613で真夏日、151で猛暑日となった。昨年のもっとも多い記録は、8月5日の真夏日地点833、猛暑日地点242である。8月5日は平年値として日本の気温が最も高い時期であるが、現在はそれより1か月以上早いため、このままいくと今後どうなるかという話になる。ただ、梅雨明け10日は気温が高く、昨年も7月19日は真夏日767地点,猛暑日117地点、7月20日は真夏日737地点、猛暑日118地点だった。現在はこの時期に相当する。昨年は7月15日ごろまでは猛暑日地点は10未満だった。今後はこの水準に戻ってもおかしくない。このまま、高温が継続すると、その反動の低温がどこかで現れるかもしれない。

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