時々眺める富士山

2023年6月28日の日本の気温の平年偏差

2023年6月28日現在の年平均気温推計

比較基準年初来偏差歴代順位年末推定偏差年末推定順位
平年偏差
+1.08 ℃
1位
+0.90 ℃
1位
前年偏差
+0.59 ℃
1位
+0.29 ℃
1位
前365日平均
+0.83 ℃
1位
+0.90 ℃
1位
単純平均の365日移動平均 15.362 ℃
2022年6月15日の極小値14.819 ℃を0.543 ℃上回る
2023年4月7日の極大値15.370 ℃を0.008 ℃下回る
(年初予測値 平年比 +0.62 ~ +0.63 ℃ 歴代順位 2位)
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 2023年6月28日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+2.75 ℃、15地点中、名瀬と石垣島を除く13地点で日平均気温が平年比プラスとなった。引き続き北海道の気温が高く、網走の日平均気温は平年比+7.5 ℃、寿都は同+4.7 ℃、根室は同+4.3 ℃と大幅なプラス偏差だった。一方、マイナス偏差幅最大は石垣島の平年比-1.2 ℃だった。それでも昨年比では15地点平均で-0.92 ℃とマイナス偏差となり、気温水準は低下した。もちろん気温上昇率は増加し続けている。
昨日は北海道の観測点を中心に37地点で6月として日最低気温が最も高い記録を更新し、6地点でタイ記録だった。また北海道の奥尻では6月としての最高気温記録を更新した。ここのところの北海道の高温偏差は、本年の年平均気温の上昇にかなりの影響を与えることになることは確実だ。
昨年の6月28日は、気象庁の観測点中100地点で猛暑日を記録したが、本年はそのようなことは起こらなかった。
富士山頂の現地気圧は昨日12:10に649.9 hPaと650 hPaを割り込み、その後も643~644 hPaで推移している時間帯が多くなっている。このことから、一昨日から昨日にかけての650 hPa越えはフライングで梅雨明けを意味しないことは確実となった。夏の到来は先になるのだが、このようなフライングがあった場合、不順な夏になったこともあり、今後に注目したい。
ここのところ、気温が低めになることが多い石垣島のグラフを見る。
5月初旬以降平年比の黒線が低下を継続している。この傾向がいつまで続くかわからないが、年平均気温で平年の水準を下回るにはあとひと月はかかることになる。それまでに気温が反転するのか?今の傾向が継続するのかも注目しよう。

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