2021年1月8日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計
2021年の年換算平年偏差 -2.49 ℃ 平年値換算歴代順位 123位
2021年の年換算対前年偏差 -3.91 ℃ 前年値換算歴代順位 123位
前365日間の平年偏差 +0.88 ℃ 前365日間平均歴代順位 3位
単純平均の365日移動平均 15.030 ℃
2019年12月7日の極小値14.988 ℃を0.042 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.295 ℃下回る
(予測値 平年比 +0.55 ~ +0.76 ℃ 歴代順位 (6~12位)
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-4.89℃で10日連続のマイナス偏差となった。昨年は4月9日から4月17日と12月14日から12月22日の間の9日連続のマイナス偏差が、マイナス偏差の連続日数記録であった。
各地で近年まれな大幅な低温となるなか、網走の日平均気温は平年比+0.2℃、根室は平年値となった。一方、浜田の日平均気温は平年比-8.3℃、石垣島は同-7.5℃、境は同-7.2℃、宮崎は同-6.6℃の大幅なマイナス偏差だった。九州や四国の観測点で日平均気温がマイナスとなる地点が続出するなど、近年あまり見たことのない低温となった。
15地点の日平均気温の単純平均値も-0.51℃と、マイナスとなった。昨年の最小値は12月31日の+0.31℃だった。寒候期の気温が低かったことで知られる2018年でも1月25日の0.01℃が最少だった。
日本の低温に先立ち低温に見舞われた中国の気温は上昇してきた。今後さらに大幅な上昇の予報となっており、日本の気温も来週は上昇するのだろう。ここで行われた低温貯金はすぐに解消されてしまうのだろうか?
この10日間の低温は歴史的な低温であり、このような低温偏差がずっと続くと、過去100年以上の間で最も低い気温となるが、そんなことにならないことは過去の値の変動が教えている。その一方で、これまでのような高温にそのまま戻るのかについても注目したい。