時々眺める富士山

夕方にやっと少し見えた富士山

このところ富士山をみていない。朝早く起きれば見られる可能性は高いのだが、今日は早起きできなかった。目が覚めたのは6時半で、富士山の方角は薄い雲がかかっていた。その後は雲が厚くなる一方で、日中富士山が見えることはなかった。
ただ、真上の空は晴れており、強い夏の日差しがほぼ1日中射していた。庭を見るといろいろ異変が起きていた。15年以上元気だった木で枯れ始めているものを見つけた。1本はツゲでもう1本はボタン。ピンクの大きな花を咲かせてこの15年ほど楽しませてもらっていた。このブログでも4月15日の花の写真を紹介したが、枯れてしまったようだ。先週までは気が付かなかったが、葉に力がなく、残念だ。ツゲの木も、自分がまだ若くて元気のある頃植えたもので、愛着があったが、これも葉が全体的に茶色になってしまったので、もう駄目だろう。ツゲを枯らしたのは、これで2本目だ。
先週蕾を付けていたサルスベリは花を開いた。大虹という品種だったと記憶している。周囲ではサルスベリがどんどん咲いているのに、どうしたわけか我が家の他のサルスベリは咲き出すのが遅く、8月下旬から9月上旬に咲き出すものも珍しくなく、とても100日は咲かない。

秋海棠も先週よりは少し花を増やした。まだこれからの花で、かなり楽しめそうである。これは10年ほど前に通販で1株購入したものと記憶している。植えてからしばらくは全然増えなかったが、この2、3年で急に増えてきた。増えてきたら横だけでなく、縦方向にもボリュームを増した。狭い庭なので、今やどこまで増やしたものかと思案しなければならなくなってきている。

先週までは、まだ道路際で少し咲いていたパンジーは、1株を残して、溶けてなくなるように消えていた。そこで、日差しが少し柔らかくなってきた頃に、道路際にポーチュラカの苗を植え付けた。ケースで24株購入して植え付け、その後に道路清掃を行った。暑さのため手間を省いて、普段と違った手順を踏んだのが失敗だった。植え終わって、プラポット24個と移植スコップを苗のケースの中に入れて道路際に置いたまま掃除をしてしまった。普段なら片付けてから掃除をしていたのだが。
道路際の草を取り、煙草の吸殻やごみを袋に回収していた。普段このような作業を行う人に出会うことはないのだが、今日は違った。70過ぎに見える男子が、年齢に合わない軽い身のこなしであちこち立ち寄りながら道路を歩いて来るのが目には入っていた。そばに来て素早くアルミ缶を袋に入れて行った。そして、しゃがんで草を取っているこちらの方に鋭い眼光を放ってスタスタと立ち去った。その時は疑いもしなかったのだが、その後、作業していた場所から100mほど離れたところに置いてあった苗ケースを見に戻ると、移植スコップは無くなっていた。
いやなことはあったが、気を取り直して風呂で汗を流した。その間、にわか雨があったようだ。乾いた土はすぐに乾いてしまったようだが、車は雨滴で濡れていた。そして、西の空は夕日に色づいていた。目を凝らすと、わずかに富士山が見える。週末のみの観察者には久しぶりの富士山だ。

この写真で富士山が確認できるだろうか?シルエットが下の方にわずかに見えるだけである。
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