2020年9月30日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計
2020年の年換算平年偏差 +1.13 ℃ 平年値換算歴代順位 1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.24 ℃ 前年値換算歴代順位 1位
前365日間の平年偏差 +1.01 ℃ 前365日間平均歴代順位 1位
単純平均の365日移動平均 15.267 ℃
2020年8月8日の極小値15.185 ℃を0.082 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.059 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-0.09℃で平年並みの気温となった。15地点中8地点で平年を上回る気温、7地点で平年を下回る気温で、このプラス偏差とマイナス偏差の地点数もバランスしていた。平年偏差幅最大の値も、プラス偏差が網走の日年比+1.5℃、マイナス偏差は宮崎の平年比-2.2℃であり、極端に偏差幅が大きな観測点はなかった。15地点中10観測点で偏差幅の絶対値が1℃未満であった。
ただ、気温が下がってくる時期の平年並みの気温は寒く感じる人が多いだろう。
昨年のこの時期の気温は高かったため、年間気温水準は低下を継続している。ただ、上がり切ってしまった気温水準に対しては、年平均気温歴代1位の座から降ろすには、今のところ焼け石に水のような感じである。
今日の当地の天気は小雨で気温は低め。皆、中秋の名月がみられる好天を期待し、気温が上がることを期待しているようだ。
昨日のアメリカ大統領選の討論会は討論にならないひどいものだった。ただ、トランプ大統領がモデレータの質問に対して、気候変動の事実はあると認めた発言を聞くことができた、その上で、山火事被害が拡大しているのはこれまでのオバマ政権の対策が悪かったからだと、まくし立てていた。
日本近海の海面水温が、この1,2日低下傾向に見える。このような海面水温の変化は太陽放射の影響と考えるより、海流の影響なのだろう。
防災関係者は、警戒を怠るなということしか言わないだろうが、本年の出水期の災害はもう終わったのだろう。今年の天候は植物にとって厳しいものだったが、気象災害は少ない中で終わるものと期待している。