2020年7月6日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計
2020年の年換算平年偏差 +1.26 ℃ 平年値換算歴代順位 1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.36 ℃ 前年値換算歴代順位 1位
前365日間の平年偏差 +0.98 ℃ 前365日間平均歴代順位 1位
単純平均の365日移動平均 15.272 ℃
2020年3月7日の極小値15.267 ℃を0.066 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.054 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+0.65℃と平年を少し上回った。15地点中8地点で日平均気温は平年比プラス、6地点でマイナス、山形は平年値だった。網走の日平均気温は平年比+5.7℃、根室は同+3.6℃、寿都は同+2.2℃で、北海道の大幅な高温偏差が日本の平均気温を引き上げた。マイナス偏差幅最大の観測点は飯田で平年比-1.5℃だった。
気温水準は上昇を続けているが、その程度は現在のところ小さくなっている。グラフを見る。
2週間気温予報も早期天候情報も沖縄・奄美を除くと平年並みの気温を予想しており、しばらくは気温水準が大幅に上昇することはないかもしれない。
九州の大雨による被害が拡大している。この時期のこの地方の生命・財産の喪失が毎年著しい。東シナ海(東中国海)の海面水温は6月下旬に平年並みとなり、現在は平年より低いくらいである。
気象庁の資料によると、6月29日には東シナ海の海面水温はせいぜい薄いピンク色である。
7月5日には平年より少し低い薄い青色となっている。
日本の東海上の海面水温はかなり高いが、今回の大量の降水は中国方面から入ってきた可能性が高い。
ということは、海面水温が平年並みでもこのような大雨が降るということであり、今後毎年発生してもおかしくないということであろう。