SPILL THE BEANS:Be cautious!

All About Kristen Holden-Ried & others

The Many Trials of One Jane Doe

2008年12月14日 | Kristen Holden-Ried
幸いなことに、字幕がありました。
クリステン・・K-19と同じ7-3分けで、とても柔らかそうな髪で、素敵ですが、どうも( ..)φメモメモばかりで、まっとうに顔を上げてくれない・・
キャプしても物足りない(笑)
実話がベースで、とても真面目なお話なので、見るのが大変でした。

1986年8月24日夜。

女性が緊急連絡をしています。震えるその手で電話をし、震える声で・・「自宅でレイプされた」
通報電話の最中に警官が来てブザーを鳴らします。
その音に恐れおののいて、彼女はパニックで、叫びっぱなし。
まだ興奮も、憤慨も、恐怖も鎮まらない彼女に、警官2人が矢継ぎ早の質問攻め。
気持ちが動転してるのに・・・まして犯人の顔すら見ていない彼女はちゃんと答える事などできません。
さて病院で、チェックが始まります。看護婦さんに注意を受けています。
血液検査からはじまって、髪を抜き、まニュキュアをしている爪を少し・・そして陰毛を吸う本抜きます。
深呼吸して・・とDr。内診をして、とても強力な病気に対する抗生物質を渡されます。
顕微鏡で見ると、まだ生きてる精子が確認されます。
「殺して・・」と彼女。

3日後
ねぇ、私のところに来たら?大丈夫なの?と友達のCheriとにかく頼れるものは友達ですね。。
家に帰ると気分が悪くなって、吐いてしまいます。
警官が荒らして行ったわね。そこに、担当の刑事がやってきます。
右が友達のCheri、左が被害者のJane。



刑事が言います。
「犯人は、バルコニーを登り、部屋を見回すと、あなたが眠っていた。サイドテーブルの上の20ドルを取り、キッチンに行って、ナイフを取り、クロゼットからショールを取り、ベッドルームに、彼は注意深く近寄り、ナイフを首に当て・・・こう言った」
「Do what I say and I won't hurt you」
「彼には目的があったのかしら?」とJane。
「多分ないでしょう、誰でも・・良かったのかもしれない。私は、あなたが連続した犯罪者の5番目の犠牲者であると思います。私たちは彼を、ヴァルコにーレイピストと呼んでいます。奴は近くに住んで、女性を観察して、丁度良い相手を見つけて行動するんです。貴方の周りから情報を集めて私はきっと逮捕します」とJames。
「あなたは、引越しすることを考えましたか?ここは良いところだけど、貴方に良いとは言えない。それでも留まりますか?」

Janeはどうしても泣き寝入りができずに、あちこちに働きかけて、仲間を捜しています。
はじめは婦人団体、地域の活動家・・その伝をたどって、その手の問題に詳しい人々と勉強会をしたりしています。
すっかり、女性運動の活動家として有名になってしまった彼女の家に、石が投げ込まれます。
警部をよぼうと電話を取ると、電話で、今忙しいしと保護を拒否されます。
仕方ありません。警察の対応が悪いと活動をしているJaneですから。

1986年10月。
担当刑事のJames Barryが容疑者を逮捕したと電話がありました。
警察に行きJamesと会うJane Doe、てっきりそいつが白状するとおもってました。でも、彼の弁護士は違うんでしょう。
テストが行われますが、彼女は犯人の顔を見ていません。
ただ一言犯人が言った「Do what I say and I won't hurt you」の台詞を容疑者と4人のほかの誰かが言っています。
テストです、1番から5番まで、テープを流すので、聞き覚えのあるトーンがあったら言ってください。
1,2はそのまま3番のその声を聞くと、Janeは震えて嘔吐してしまいます。
「3番です」
Jamesが、「貴方は当てましたよ。私たちが逮捕した男です」
彼は13回の逮捕歴があります。・とにかくそれなりの前科者のようです。
でも、保釈の可能性がある容疑者。その人物の顔を知っておきたいと言うJaneですが、警察は拒否します。
規定にないということで。でも近くに住む男なんです。

1987年1月。

今日は貴方の証言の準備に入りたいと思います。あくまでも予備的な質問です。
弁護士です。アメリカのテレビのようには行かないですよ。カナダの大陪審は

1987年2月。

裁判と公聴が続いていきます。
刑事の証言から、プロファイリングされていた犯人の近くの2ブロック近辺の一人住まいの女性で、ダークヘアの女性がレイプされる可能性を警官が知っていたことが明るみなります。それって、未然に防げる事です。
それを怠った警察。そしてその情報を6日前に警察が知りながら、被害にあってしまった事になるJane。
6日前に知ってたって!とCheri・・Janeは驚きます。



法廷を出てくると記者たちがよってきます。
どこの国でも裁判沙汰になり話題になるとプライバシーなんて微塵もなくなります。
「貴方の警察に関する意見は変わりましたか?」と記者。
警察が状況を把握していたにもかかわらず周知の義務を怠ったとしてJaneの怒りは警察に向けられています。
「警察が知ってから1週間後に私はレイプされたのです、誰かがその1週間危険な状態に居たか警察は知っていたのに。
私たちはそれすら知らずに、暮らしていた。
そしてレイプされて・・彼らは何の対応もせずに、私は保護もされずにいたのです。警告もなされませんでした」

数ヵ月後、すっかり援護団体が揃ってきました。既にJane一人の問題ではなくなっています。



「あなたはここで組織を訴えることができません。あなたは、そのために行動をとった個人を訴えることができるだけです」

「でも、一番忌むべきはシステムでしょ。James やDonaldがどうこうと言うことじゃないです」
「たとえそうであっても今の法律では警察の怠慢を責める裁判は起こせません」
「私のことだけど、私だけのことじゃないと思うの」
「そうね。貴方だけが警察ともめる事じゃない。法律制度全体の完全性についてあなたが挑戦することは否定しない、たとえそれができても、Cityやそれらは、自身の自己防衛のシステムを持っているのです。どのような方法をとっても・・保身するでしょう」

2年後。

私たちの警察へのリクエストはいつもごまかされているようです。答えを聞きたいです。
やっとクリステンが出てきました。警察側の第二弁護人です。筆頭はシャープ。
後姿っす(涙)



「犠牲者のアイデンティティが秘密なので、私達のクライアントはさらにこの議論に素材を提供しませんでした。
このケースは終わっていて、それ自体はこの議論は無関係です」非協力的な弁護士や・・



3年後。

「私この夢の仕事をやめたいと思う。両親とも、友達とも話したけど、客観的に私は沈んでしまう。あなたたちが知ってるとおり、全てやったと思うの私疲れたわ。」とJane。
「これは差別よね。それがポイントだわ・・私たちはその事を裁判にかけているのよ。自分たちの手で。2年もかけて。男性至上主義はまた安穏とするのよ」
「そして、相変わらずそれは続いていて、強姦される女性はこれのために苦しんでいる。議論だけがそれを証明することができる」
「金持ちは美術館で見た絵を買うのよ。彼らはレイプではなくロダンの話をして・・ねぇ、本当に警察と戦う気はないの?あなたが自らを窮地に追い込んでいるのよ」とCheri。

偶然に男に会います。
「はい。僕を覚えている?」
「レイプした犯人の弁護人」
「その後どうなった?ショーンDewartと会った?」
この手の得意な弁護士ショーンを紹介してもらいます。Janeはこのショーンを弁護人として雇うことにします。
「あなたの議論はジェンダーと平等の問題の中でエキスパートを必要としています。私達は、いくつかの人を、それの共同で務めさせようとおもいます」
その中の一人にシンシアピーターソンがいました。彼女はとても切れます。

さて、ショーンが膨大な資料を警察側に要求しています。立っているラフな格好の兄さんがショーン。



「あなたが、この量のレポートをレビューすることに数ヶ月かかるであろうということご存知ですか?」と高飛車なハロルド。
「私は、あなたの手持ちの資料を見る試みを提案します私たちは全ての助けを必要としている」とショーン。



シャープ↑が書類の提示を了解します。
ハロルド「MTPFの性的暴力の調査は何年もの間、国際的な強制エージェンシーによって最先端と考えられています」
「警察を盲目的に支えている警察?ショックだ。あなたは、私の無実がなくなったと知っています。私は週の終わりまでにこれらの素材を望んでいます」驚くショーン。
「ああ、私は、彼らが短い通知に空費する時間の余裕があるかどうかを確かめるために警官によって相談する必要がありますがね」とハロルド。



なんだか前回と違って協力的・・
打ち合わせは終わり予定通り、資料は提供されました。

何度目かの打ち合わせでハロルドから、「私達はすべての彼女に関する完全なリストを必要としています。Drによる精神鑑定も必要になります」



ショーン「誰がただ起きたか、そしての敗北のにおいを感じてそれを推察します」
Janeが事件前にも精神科にかかっていた事を知ったショーン。誰だって詳しいプライバシーは知られたくないものですが・・・
ジェーンの鑑定はかなり厳しいもののようです。いくつかの混在する人格障害を持つようで、うぬぼれの強い妄想的な手法で警察の行動を理解しているようです。
かなりの皮肉たっぷりの鑑定書が来てしまいます。
「報告は正しい。ここに居るだれもが、君がNutsだと思ってる奴は居ない。あなたがrepedされる前に精神科医に会うことは、十分悪い素材だ。君が事件の前に精神的にダメージがあったということだよ。奴らは、あなたが精神異常者であったのをほのめかすことになる」とショーン。

連続レイプ事件で警察への非難が高まっています。
TVでもその報道があり、数人の証言が流れました。Janeは勢いをつけました。

1997年9月9日。

裁判。
女性に対する暴力を辞めさせようとスローガンを抱えて主張する支援団体。
Jane Doe対警察の委員会。裁判官はJean マクファーランド
Jane Doe側の弁護団はこの3人。



そして警察側の弁護士はこの二人。



警官を指導するドクターが彼らはレイプの事を、偶然の交際関係といっていました。不正な行動とし、提出された件を認めています。
レイプ、性的な暴力に置いて認識のフォローUPの不足を認めました。それは任意のもので、時と場合に応じて対応が違っていたのも事実です。
それって警官次第ってことですね。
警察側が不利に傾いています。弁護も勢いがないです。



判決文が届きました。
勝訴です。成し遂げたことへの満足でしょうか、初めて見せる安堵の微笑みです。



重い鍵を開けて、何年ぶりかにベランダに立つJane。
裁判が終わって、やっと差別的な放置から抜け出たようです。



トロント市はこの事件後、警察官の啓蒙と教育及び、トレーニング、性的暴力と、レイプに関する手続きの改善に取り組んだそうです。

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2 コメント

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はい。多分山田花子さんだと・・ (TOMCAT)
2008-12-15 13:35:58
はじめっから最後まで、このJane Doeで、しかもベースが実話とお断りがあるので、多分山田花子さんだと思います。
もちろん、本当に本名がジェーンドゥかどうか明記はしてないですが、可能性は低いと思います。

When Innocence is Lostの方も同じ裁判沙汰になっている映画なんですが、普通は匿名であるはずの報道が、残念な事に実名が漏れてしまって、彼女の場合はとても大変な思いをしてしまった。とコメントがありましたので、やっぱり偽名ですよね。
あえて誰でもなりうる被害者だから、このJane Doeを使ったんだろうと思います。
劇中でも、
「私の問題だけど、私だけの問題じゃないの」
って台詞がありました。
そこに力を入れたかったんでしょうね。
裁判の中身、警察側のとても認識の低い事を指摘していましたが。これってJPでも同じですよね。たまに表ざたになっても、皆あまり気にしてない。
おまわりさんが交通事故や盗みってなると目くじら立てるのに・・・

だからこそ、誰にでも起こり得る事件=名前はあえて山田花子さんだったのかな・・・って思います。

鱗さん、読んでくれて有難う!!!
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お久しぶりでーす ()
2008-12-15 00:31:16
タイトルを見て興味ひかれて飛んできました。
Jane Doeってヒロインの本名なんですか?
John DoeとかJane Doeって「名無しの権兵衛」
みたいな意味で使われる言葉ですよね。
ヒロインがレイプ事件の被害者だから、
Jane Doeってことで物語を進めているのかしら?
とか思っちゃいました。
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