近鉄バファローズ-南海ホークスの復刻2014年版。
(唯一の生え抜き投手,近藤も復活を掛けて二軍戦で先発として懸命に投げていました)
私個人的には,業務上オリックスの年間シートを営業で配ったりするもんですが,関わりのある
堺・浜寺・高石・泉大津・岸和田あたりの業者や漁業関係者からは,ホークス戦のチケットが一番喜ばれます。
(一塁側っていうとガッカリされますが。いや,それでも1塁側の席でホークスを応援してたりするようですが)
それだけ,南海電鉄沿線では,いまだ南海ホークスが生きているのです。
一方で,近鉄は大阪ドームができるまで,日生球場と藤井寺球場を使い分けながら,
日本シリーズには大阪球場を借りるなど,苦しい主催試合の事情がありましたね。
大阪ドームに移転してからも,球場使用料がものすごい負担になっていたようですし。
大変な過去があって,それでも楽しみに見に来る人がいて,今があるようです。
今日はゆっくり内野自由席で見てましたけど,前後に座ってるサラリーマンのオッサン連中は
かつての日生球場の話をしてましたから。「ショートの安達ゆうたらな~」ってさ(現在,オリのスカウトの人)。
で,本日は試合が長引きそうだったので,8時過ぎ到着にもかかわらず来てしまいました。
荒れた投球のホークス山田を打ち崩せず,絶好のチャンスにもレフト中村のダイビングキャッチに阻まれ1点が遠い猛牛打線。
そして直後のイニングで内川に先制ホームランを浴びるオリックスエースの金子千尋。
ここ2試合,ハムの上沢に投げ負けていた千尋を見ていただけに嫌な予感がしてたんですよ。
それが,球数を要するも,ランナーを抱えるも,失点は内川のホームランの1点のみ。
状態は良くなくとも,しぶとく,粘り強く,とにかく負けないという意気込みが見えた今日の千尋でした。
なかなか得点できなかった打線ですが,状態の悪い山田に対し,攻勢をかけられたのは5回裏。
千尋の粘投に応える安達・伊藤のタイムリーで逆転。
そういや,何気なくYahoo!のプロ野球個人成績を見てたら,得点圏打率ランキングで規定打席到達選手内では,
オリックス安達が2位だったんですよね。(ちなみに1位はハムの大引)
こんな意外性のあるバッターが下位打線にいると,そりゃ主軸がタイムリー打てなくてもチームは得点してるってもんです。
早いうちに逆転できたことで,千尋のピッチングもより大胆にいけるようになったことかと。
「さよならさよなら山田×4 南海電車でハヨ帰れ~♪」の伝統的野次も復刻。
かつては,こやつらから「阪急電車でハヨ帰れ~」ってよく言われたもんです。。今や味方ですが。
オリックス・ブルーウェーブ時代は,勝った後に「山陽電車でハヨ帰れ~♪」って言ったもんですけどね。
(よく考えると地下鉄経由で板宿から?それとも山陽バス奥畑~垂水東口経由で山陽垂水から乗れってことか)
さらに6回裏には,ホークスファンが黄色い風船を膨らましている中,
ヘルマンと糸井のタイムリー2塁打で2点を追加。
3点差となり,9回は平野佳寿が登板。ギータにヒットを許すも,
細川の代打で登場した松中から空振り三振を奪い,最後は中村をショートゴロに抑えてゲームセット。
Bs Girlsはこのシリーズ,ツインテールの娘が多いようですねぇ。
ヒーローインタビューは逆転タイムリーの安達と8回1失点の金子千尋。
かつては三振よりも球数を抑えられるゴロを奪うことに執着していた千尋ですが,
ついにこのインタビューで三振に対する前向きなコメントが聞けました。
安達「さらにひとつに・・・」
千尋&安達「なろー!!」
Bs 4 - 1 Hawks
こういう復刻イベントと首位攻防戦が同時に楽しめるなんて,初めてのことかもしれません。
そういや私の父親から聞いた話では,このユニフォームを着ていた時代は,阪神よりも南海の方が強くて人気があったようです。
それが,今やどんなに西勇輝がすごい記録を作っても,スポーツ紙の一面は阪神タイガース一辺倒の関西マスコミ陣。
そんな時代を変えるには,少なくとも勝って勝って勝ちまくって,頂点に立つしか何も始まらないですよね。
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