在りし日の沖縄

久々にオリックスが勝った日ではありますが、今日は野球以外の話です。


先日、仕事の関係で沖縄に行ってきたんですよね。

実は沖縄に住んでたこともあり、沖縄自体は2回目。
住んでたのはもう25年以上も前のことですが。四半世紀かよ・・。

私が１～３歳の頃。親の転勤の関係でね。


　


そのときの記憶なのか、後に見た写真や8ミリビデオの記憶なのか、親からの話なのかは曖昧なのですが、
沖縄にいた頃のおぼろげな記憶を辿ってみるとこんな感じ・・。


・自宅のマンションはコンクリート打ちっぱなしで4階にあった。
　階段もコンクリートで、夏には床がやけどするほど熱かった。

・向かいは保育園があった。インコが飼われていた。
　昼間に保育園を覗くと、自分よりも年上の人たちが昼寝をしていた。

・自宅マンションは高台にあり、海に落ちる夕日が大きく見えた。
　（これは親が8ミリビデオに撮っていたのを見た記憶だと思う）

・家で親が作ったクリームパンを食べた。
　2回くらい作ってくれた。

・マンションと保育園の共有スペースに砂場があり、ショベルカーとダンプカーのおもちゃを砂場に失くした。

・1日2本、家の前をバスが通った。
・そのバスに乗って母親と買い物に行こうとしたが、1時間ほど待ってもバスが来なかったことがあった。
　（沖縄ではよくあることらしい）

・たまに市内にあるダイナハ（ダイエー系列のスーパー）に行った。

・父親によくドライブに連れて行ってもらった。
　必ず助手席に座った。（当時はまだチャイルドシートの規制など無かった）

・海に行ったのだが、波が怖くて死ぬほど泣いた（らしい。これも記憶は曖昧。）
　（自分がダイビングをやってることを親に話すと、親から当時のことを言われて笑われる。）


　


・海洋博でイルカショーを見た（と思う。親の8ミリには撮ってあったはず）

・住んでいたのは首里城の近く（だったはず）。
　当時は城は無く、守礼門があった。その近くに、父親の車のある駐車場があった。

・弟が生まれる直前に祖母が来た。





・しばらく父親と祖母と自分だけの生活があった。
　平日の昼間は、祖母と自分だけ。

・弟がやってきた。
　両親と弟と祖母の生活になった。

・たまに石焼き芋屋が家の前を通った。
　母親があわててマンションの4階から階段を駆け下りて、焼き芋を買いに行った。

・祖母が神戸に帰ることになった。
　那覇空港まで見送りに行った。
　空港のロビーでガラス越しに祖母が見えた。

　自分はわけがわからず泣きながら窓の向こうの祖母を追いかけた。
　やさしい笑顔で祖母が手を振ってくれた。

　親がめったに買ってくれないソフトクリームを持たされたが自分は泣き止まず、
　溶けるまでただ持ってるだけだった（らしい。親と話すと言われる）

・祖母と別れて1週間後ぐらいに、祖母が飛行機に乗ってる夢を見た。

　自分は日航機に乗っていて、窓越しに遥か彼方に飛んでいる全日空機。
　その全日空機の窓の向こうに座ってる祖母。
　間違いないおばあちゃん、と声を上げそうになったときに目覚めた。

　
そんな感じ。


で。

自分の曖昧な記憶でしかなかったものを、今回はっきり見たもの。



このガラスの向こう側に、泣き顔の自分がいたんだろうか。



なぜこんな海が怖かったんだろうか。


さすがに日航機の窓からニアミスの全日空機を見ることはなかったですよ。


この時期、空港は人もまばらでマスクをしてる人が多くて、少し元気の無い様子でしたが。
でも、行ってみてやっぱりいいとこだね、沖縄。






ここに転勤、てことになったらどうするよ俺。
野球は見られなくなるけど。


にほんブログ村
ランキング内容とは関係ない記事ですが、お気持ちに余裕がありましたら・・。