every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

Wajeed-Ten Tones Down

2019-09-25 | TECHNO
久しぶりにデトロイトの音(新譜)でビビッときたので備忘もかねて投稿してみる。
 
Wu-Tang Killa BeesなどにWu-Tang一派のシンガーとして知られるBlue RaspberryがCandi Lindsey名義(本名)でフィーチャーリングされた本作を手掛けるのはかのJ Dillaのグループ=Slum Villageのオリジナル・メンバーでもあるWajeed(ワジード)だ。
 
参加している面子の文脈的・プロフィール的にはヒップホップだけれど、聴こえてくるのはURやOCTAVE ONEを彷彿とさせるコズミックでソウルフルなゴスペル・テクノ。
冒頭のスキャットはデリック・メイもよくかけていた有名曲の本歌取りだとおもうのだけれど、その曲名が思い出せない…。
とにかく、このソウルフルなスキャットと「Black Warter」(Octave One)を思わせるファンキーなベースラインが出会う瞬間がこの曲の真骨頂だろう。
 
言ってしまえば全然新しくないし、伝統的なデトロイト・テクノなんだけれど「こういうのが好きなんでしょ、キミは」って言われたら全力で肯定するしかないよねぇー。
 
 
因みにワジード氏、昨年にテクノ路線になってから初めてのアルバム『From The Dirt LP』を本作と同じ<Dirt Tech Reck>から、シングル「Mother EP」を<planet e>から出していて、これも”伝統的デトロイト・テクノ”でスンゴク良いです。
 
10月中旬には来日公演も!
 
 


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