2009 →2010は恵比寿ガーデンホールで過ごしました。
10年代初っ端の曲は「I Feel Love」!
流石、ガルニエ。
贅沢に朝まで通したセットは流石の爆発力と構成力でした。
00年代のトリを務めたのはDJ Krushははまさか、まさかの連続!
Depp Purple「Highway Star」ネタのMash-Upから始まって、いつの間にかディープなミニマル・ハウスに……って、あのDJ Krushがですよ。
スコっと空間を切り裂くスクラッチや一度テンポを落として、垣間見せた闇夜のようなドープな響き、何より選ばれた音の鳴りやハットとスネアのグルーヴがKrush色に染まっているのは、本当に凄いことだと思う。
ここ最近のプレイスタイルは「The Blackhole」や『Stepping Stones The Self-Remixe』で聴こえるようなビーツだと思っていたので、終始その音に戸惑ってしまい素直に楽しめなかったのが心残りです。
「音は音だから」。正しく仰る通りで、変な先入観は捨てるべきだなと反省してます。
効く所によると、大きめなパーティでは四分打ちも織り交ぜて掛けたことは今までもあったものの、流石に全編ミニマル・テクノで占めたセットは初だったそう。
ディスコ(クラブに対しての)時代を経験しているDJはパーティを盛り上げてナンボというコトに対して徹底している。
それは決してフロアに対して媚びるというのではなくて、自分のフィルターを通した上でその場の空気に相応しく変化していく。
その度量には心のそこから脱帽です。
ガーデンホールを夜更けに飛び出し、お次は代官山へ足を運びました。
そう、Hardwax勢が総出演したUnitでのパーティが目的です。
着いた頃にはDJ PetのDJも終盤。
ベルリンさんのミニマルダブを通過したハードテクノでビシビシとフロアを揺らしてました。
2010年の初日の出を迎えるような時刻に、Unitを真夜中に連れ戻すようなそのサウンドはHardwax首謀Markus ErnestusとPaul St. Hilaire a.k.a. Tikimanの繰り出すダンスホール・レゲエに移り変わる。
Peteのセットは一寸しか聴く事が出来なかったから断言できないけれど、シカゴやハードなデトロイトも織り交ぜられていたようだから、この夜はBasic Channelの音を因数分解しているような内容だったのかもしれない。
MarkusのMacから流れるダンスホールはどれもBasic Channel~Chain Reactionに脈々と受け継がれていたあの響きがあった。
そこらへんは金曜日のMourizoのライヴで改めて確認するとします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます