every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

909と303なダンスホール・レゲエ  Tiger - Rap Pon Riddim

2015-04-08 | DUB
Tiger「Rap Pon Rydim」
Rap Pon Rydim

Casioのキーボードのプリセットをまんま使った「Under Me Sleng Teng」がまさに象徴的ですが、ダンスホール・レゲエ(コンピュータライズド)はリズムマシーンと感嘆をあげていしまうようなシンセベースを感嘆な機材で鳴らしちゃうところが新鮮なわけですが、TR-909とTB-303という定番の組み合わせのダンスホール・レゲエというありそうでなかった一曲。



これを再発している<DUG OUT>って<Honest Jon’s >と<HARD WAX>が共同で運営するレゲエの再発線のレーベルなのですが、ここらへんのダンスホール・レゲエが<BASIC CHANNEL>に与えた影響というのは大きいのでしょうねぇ。
シカゴのアシッド・ハウス(とデトロイトのテクノ)の影響はロンドン・ベルギーといったヨーロッパだけではなく、ジャマイカまでも届いたのですね。
そしてそれがベルリンで後にミニマル・ダブといわれる方にまで進化したと。ロマンですな。


因みにDeejayのTigerは1985年から1993年にかけて数多くのヒットを飛ばした(その時期)最も多彩なDeejayと評されたお方。この「Rap Pon Rydim」がリリースされた1988年は彼が最も油の乗っていた時期(だそーです。…ダンスホール・レゲエ詳しくないので軽く調べた)。

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