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RICARDO VILLALOBOS Feat. LOS UPDATES / REBOOT - BAILE / CAMINANDO
南米ノリのラテンなヴォーカルとクールなリズムの組み合わせが耳に残って離れない。
Villalobosの凄いところは繊細さを兼ね備えた大胆差にあると思う。
先日のTaicoで久々に彼のロングプレイを堪能してつくづくそう思った。
大観衆が熱狂するダンスフロアに向けて、ビートのないトラックを平然と投げかけられるDJを彼の他にしらない。
あの明け方に聴いたGlobal Communicationは踊りきった身体の隅々まで染みた。
ディープなミニマルの中にオールド・スクールなアシッドハウスやジャーマン・トランスを織り交ぜてしまうセンスにしてもそうだ。
ディープという分かったような言葉で語れる"ハマる"ことを主眼に作られたようなトラックが彼のスタイルだと思われていた中で、こういう飄々とした曲をリリースしてきた。
「Enfants 」といい「Fizheuer Zieheuer」といい、こうも奇天烈なトラックをよくリリースするなぁとつくづく思う。
トラックメイカーというよりプロデューサーとしてのセンスに脱帽する。
B面のRebootの評判もいいですが僕としてはそんなに感じるものはありませんでした。
「BAILE」の衝撃が強すぎて、というのもあるかもしれませんが。
technique On Line
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Moritz Von Oswald Trio - Vertical Ascent(Honest Jones)
Moritz Von Oswald(とMark Ernestus)が与えた影響というのは凄い物が有ります。
インタビューなどメディア露出が極端に無い人なので、声高に語られてないですが音楽史に名を残すだけのことをしていると思います。
King Tubbyが"発見"したDUBという手法をココまで洗練させたのですから。
レゲエのマスタリングなどの仕事でコネクションが深まったと思われるhonest jonesからのリリースはレーベルカラーを反映してか、ワールドミュージック的な響きも持ち合わせている。
Vladislav Delayの叩くメタル・パーッカッションがアフリカ的だという意味だけではなく、呪術的ですらあるプリミティブな響きがそう感じさせる。
MoritzにMax Loderbauer(NSI、Sun Electric)とVladislav Delayという稀代の音響彫刻家が作り上げたマスターピース。
肌の色は関係ない! と思いながらも、カール・クレイグとクラシック(ボレロ)の再構築を施し、ヨーロッパ人同士でアフリカ的なアプローチを行うところは面白いな。
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