イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

手術結果

2009年03月05日 | 退院~

手術の結果について。

手術は予定通りの胃全摘+脾臓摘+リンパ節郭清に加えて
胆嚢も摘出。
胃は大部分にがんが広がっていて
細胞検査の結果、
その約半分は抗がん剤でがん細胞がなくなっていた。
リンパ節は1~3群までで約100個を切除したうち
転移が確認されたのは1群の3個のみ。
この結果からすると
リンパ節を介しての体内への転移はないと見て良さそうとのこと。
そして腹腔内に怪しい細胞が見つかり、ポートを設置。
今後腹腔内での再発防止の為に抗がん剤治療を行う。

以上が術後先生から説明を受けた内容。
先生の説明はいつもながら簡潔明瞭、話す表情は穏やか。
当然のことだが、治療についても常に前向きな提案がなされる。

昨日家に帰ってから旦那がふと
「お母さんて前向きだよね」と言った。
確かにどちらかと言うと過ぎたことはあまり深く考えないたち。
いつまでも悩んでいるより
失敗なり後悔なりを次に生かすことが大事だと思う。

そんな性分と先生の前向きな提言が相まって
今までなんとか元気にやってこられた。
今までの治療に後悔はないし
今後も先生を信頼して治療を進めていきたい。

昨日病院での待ち時間に
入院中に妹からもらった金子みすヾ童謡集を読んだ。
その中に『こころ』という童謡がある。
子どもと大人の心を子どもの目線から見た素直でおおらかな詩。
他の童謡もやさしくやわらかく、ちょっと悲しく
子どもの素晴らしさを改めて感じた。

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