イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

救われる一言

2015年02月11日 | 術後6年~

「おかあさん、バイトのお金あとどれくらいあるの?」
‘ちょん’が不意に尋ねる。
貯めていたバイト代をちょこちょこと切り崩しながらのこの一年
ついに残りは今財布に入っているだけとなってしまった。
お花の収入は車購入に備えて貯金しているので
「お母さんもそろっとまたバイトでもしようかなぁ」と何気なく言うと
「まだいいよ、もうちょっと休んでて」と思いがけない一言。

でもなんだかちょっと救われた。
その言葉に甘えてもいいのだろうか。

まだまだ体力的に不安は残るものの
動きが軽くなって私的にはもう十分元気になったつもりでいる。
それゆえ毎日家にいてのんびりしていることが
なんとなく肩身が狭く申し訳ない。
なんとか働いて家計の足しにしなければと思う。
でも‘ちょん’にとってはまだ安心して見ていられないようで
私がちょっと動きすぎたり、普段やらないようなことをやたりすると
大丈夫なのかと心配する。

夕食はみんなの食べる速度に合わせて食べるので
満腹だとわかる前につい食べ過ぎてしまってほぼ毎食後苦しくなる。
時々セーブして「これくらいにしておこうかな」と夜食用に残すと
「うん、その方がいい」と言ってくれることもある。

いやいや、
そんなに心配しなくても一年前に比べたらとっても元気だよぉ!
と思うが、‘ちょん’から見るとまだ危なっかしいのだろうか。
娘に心配かけて迷惑かけて、母として情けない。

「お母さんの今一番欲しいものって何?」
うーん…そう言われてもとっさに思いつかない。
「またお金貯まったら買おう!」と
最近思ったものがあったんだけれど、忘れてしまった。
きっと大して必要ないものだったんだろう。
なくてもなんとか生きていけると思うようになると
欲しいものもなくなるみたい。
結局思いつかなかったんだけれど
そろっとバイトを始めようと思っている‘ちょん’は
バイト代でまずその私の欲しいものを買ってくれると言う。
そんなこと言われたらちょっと気恥ずかしくて
「欲しいものなんて特にないから自分でコンタクト代払ってくれー」
なんて言ってみた。
その気持ちだけで母は十分嬉しい。

そんな風に思ってくれる人がそばにいる。
それを忘れずに心に留めておこうと思う。

 + + + + + + + + + +

‘ちょん’の期末テスト、明日からだと思っていたら来週だった。
一週間間違えて覚えていたみたい。

明日からしばらくお弁当休みだ~♪
なんて思っていたから
そのまま知らなかったら明日の朝大慌てになるとこだった。
いやぁ、危ない危ない。

昨年の手術以来、どうもこの手の勘違いが多い。
色々先のことを考えるからなのか、予定を早めに取り違える。
忘れていて間に合わなくなるよりはマシだけれど
間違える自分になんだかがっかり。
年だからなのか、生き急いでいるのか…そんなことないか。
あんまり変な発言をしないように気を付けなくちゃ。

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