6年記念日

今年も同じタイトルにしてみた。

生まれ変わったあの日から6年。
昨年のブログを読んでみた。
一年後の今日も同じ気持ちでいることを確認する。

手術の時のことを思い出すのはもちろんのこと
今思うのは一年前の辛かった日々のこと。
よくあんな状態で生きていられたと思う。

食べられないということ、自力で体を支えられないということ
普段当たり前に思っていることができなくなって
当たり前なことが万人に当たり前ではないということがわかった。
世の中にはまだまだ不便なことがたくさんある。
なんでもみんなができて当然と思ってはいけない。
できないことを疎ましく思ってはいけない。
そういう意味では勉強になった一年であった。

とは言え、あの辛さはできればもう二度と味わいたくない。
それでも人生の最期は
最後にもう一度あの辛さを経験することになるのだろうか。
できるだけ安らかに幕を閉じられることを願う。

今後も続く定期検査。
いつか良くない結果を聞くことになっても
「ここまで生きてこられて十分」と私は思えるだろうか。
「もうちょっと生きたい」きっとそう思うに違いない。
その時後悔しないように一日一日を大切に生きたいと思う。

胃がなくなって第二の人生がスタートした日。
命をもらった日。
今年もそんな一日が静かに過ぎていった。