イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

再入院

2014年04月30日 | 術後5年~

先生の「どうですか?」の問いに答える気力もなく
ただただぐったりする。
「また入院しますか?」
診察台に横になり
先生は私の腕をさすりながら点滴できる血管を探す。
先生の手の温かさがなんとも言えない安堵感を感じさせる。
「針刺せる血管がないな…ここから入れますか」
中心静脈点滴で栄養補給することとなった。

処置室に移り、ベッドに仰向けに横になる。
気持ち悪くなりそうで怖いが
もうどうにでもなれと身を預けた。

着替えを父が手伝ってくれる。
長年祖母の介護をし
今も親戚のお年寄りを世話している父は
抱き上げるタイミングも力加減も絶妙
着替えも手際よく準備してくれる。
こちらが全く余計な力を入れなくて良い快適な扱いぶりに
驚くとともに感心した。
すごい。

先生が白衣を脱いで登場。
「はい、痛み止めです」
このとき一瞬ちょっとだけ痛いが
あとはなんの苦痛もなく
先生はいつも通り手際よく処置を済ませる。

部屋はまた4階東病棟。
何も食べられず、気分は悪く、体調もずっと良くならず
またも朝まで横になれずに過ごした。

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