あぁ、貧血

外来化学療法22回目。
体重37.7kg。

血液検査の結果、軽い貧血だと。
「抗がん剤でも貧血になるし、胃がないと貧血になるし」
とのことで、これは仕方ない。
またビタミン注射をしてもらった。

「食べ物から取るったって限度があるし
　レバーばっか食べてらんないしねぇ」
確かにそんな十分な量を取れるほど食事量は多くない。
長年鉄剤を服用していたので、やっぱり貧血体質なんだろう。
鉄剤も出してもらった。
フェロミアではなく“フェロ・グラデュメット”という真っ赤な錠剤。
ほんと真っ赤で「血になりますっ！」って感じ。
糖衣ではなさそうだけれどなんとなく甘い。
やはり鉄臭さはあるが、飲みやすいのでよかった。
妊婦のとき飲んでいた青いカプセルはデカくて飲みにくかったな。

点滴後は相変わらずお腹が重い。
いきなりお腹に牛乳パック1本くっついたと思えば重いわけだ。
こればかりは仕方ないので、またしばらくのんびり過ごそう。

夕方‘ぼんこ’を迎えに行ったら、なぜか涙ぐんでいて
どうしたのか尋ねてもなかなか答えず
よくよく聞いてみれば「さみしかった」とのこと。
お迎えが最後になりそうで悲しかったそう。
別に遅くなったわけではないけれど
最後の一人になりそうで不安だったようだ。
「今日はお医者だけど多分お迎えには遅れないと思うよ」
なんて話したからかな。
元気にしているかと思えば、そんなところは結構ナイーブ。
明日は早めにお迎えに行ってあげよう。