写進化・ヲアニーの徒然日記

秀峰大山を中心に山陰地方の風景等を掲載。(※古い記事の画像は、削除しているのもあります。)

農業用ため池

2012年12月16日 | 自然

今日16日(日)は、山陰地方は暖かな天気でしたね。
天気もまあまあだったので、買い物の途中で道草を(笑)

米子市福万から大山に行く途中に、ため池があると地元の年配者から先日聞きました。
逆さ大山が撮れるのではと行ってみたのですが、柵がしてあって堤体には進入禁止になっていました。

徳川時代中期に築造されたため池で、碑文によると、明治大正時代年間にわたって旧八郷村と県(あがた)村は、宿命的な水利紛争を繰り返しており、大正時代には流血の犠牲者が出たそうです。
郡役所と県庁の仲裁で堤体嵩上げ工事が実施され、大正14年に完成しましたが、施設の老朽化により60年後の昭和59年に改修工事を実施、竣工したそうです。


今は水が抜かれていますが、これから寒の水をためて、春の田植えの時期には下流の田畑を潤します。

たまたま、地元で農業に従事されている古老の方からため池の話を聞いて行ってみたのですが、農業用ため池としていつまでも下流を潤してほしいですね。

両側に山があって、大山が顔を出しているので逆さ大山もきれいに映ることでしょう。
残念ながら進入禁止ですが、中に入ると堤体が傷むので、このままそっとしておきましょう。
この近くには動物霊園があり、今年の2月に亡くなった我が家のネコも眠っています。


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2 コメント

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Unknown (nasuka)
2012-12-17 16:34:42
今みたいに灌漑技術が確立していなかった頃は、
水利権を巡って争いが起きてたんでしょうね。
日本のように、潤沢な水がある国でもそうなのに、
中東などの砂漠っぽい国は、未だに水を巡っての争いが絶えないでしょうね。
宗教戦争も、もとはといえば水を巡る土地争いだったという話を聞いたことがあります。

溜池にはお化けが出るから近づくな、と子供の頃言われましたが、
事故を回避する住民の知恵だったんでしょうね(笑)
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nasukaさんへ (ヲアニー)
2012-12-17 22:10:32
こんばんは(^^)
「水を治めるものは国を治める」と言いますね。
文明が発達したのも、河の沿岸からですよね。
最近は異状気象で、現代の土木技術で水防工事を施しても自然災害が起きていますが、
今の時代は人災と言ってもいいかもしれません。
宗教戦争の影にも、水が絡んでいるとは知りませんでしたね。

コメントをいただいて、「ひょっこりひょうたん島」を思い出しました。
♪カイロを治めたものは エジプト王国を治めた
♪給食費を納めたものは ミルクとパンが食える…ここで一同ズッコケる(笑)
ドン・ガバチョが好きで、学校から帰ると見ていましたが、私が子どものころの世相を
反映していたような。
当時は、給食費に限らず学校で必要な教材費なども払えない家も田舎ではありました。
今は、給食費も払わない家庭もあるとも聞きますが。。。

私の住む近くの山にも、堤があります。
当時は薄暗い山道を通っていきましたが、今は農道や林道が整備され、車でも簡単に行けます。
子どものころに、森林の影から水をたたえた溜め池が見え始めたら、ちょっと怖いというか、
神秘的な感じに見えましたよ(笑)
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