写進化・ヲアニーの徒然日記

秀峰大山を中心に山陰地方の風景等を掲載。(※古い記事の画像は、削除しているのもあります。)

南部町一式飾り…犬

2006年04月12日 | イベント紹介

「一式飾り」は、鳥取県南部町法勝寺で今も引き継がれている民衆芸術の伝統的行事です。
一つの飾り物をつくるには、同一種類の素材で構成しなければならないという厳しい条件があります。写真の飾りは犬ですが、これは餅つきの道具一式でつくられていますね。

【以下は、南部町のHPから抜粋】
一式飾りは飾り物を作成する厳しい条件があり、漆器なら漆器一式、竹なら竹製品一式と、飾り物全体が同一種類の素材で構成されなければなりません。この厳しい条件をクリアするため、飾り物をつくるときは、近所の人たちが家にある材料を持ち寄ったり、古くからの材料を大事に保管しています。
飾り物の題材としては、歌舞伎の場面や動物、神話の一場面などのほか、その年の干支や話題になった人物、社会現象、マンガの主人公など、近年はバリエーションに富んだものをそれぞれが創意工夫を凝らしてつくります。
始まりははっきりせず、恐らく江戸時代の初めごろか、明治初期と言われています。このような祭りは全国的にも珍しく、南部町の無形文化財として指定されています。



この道路沿いの民家に飾られています。

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2 コメント

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説明を読まないと (SDTM)
2006-04-13 00:20:17
☆ 犬とは判りませんね。。。
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確かに・・・ (ヲアニー)
2006-04-13 23:02:01
そうですね。

その年の干支も題材になるようですから、一式の道具で飾らなければならない制約を考えると、無理も出てくるでしょう。

この写真の上部に説明書きが添えてありますが、それを見て「なるほど」と納得できます。作品を見て作者の苦労を感じるというのも文化と言えるかもしれませんね。
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