日野路散策シリーズは今回で最終です。
日野町根雨宿から帰る途中、寄り道して江府町江尾の町中を散策してみました。
昨年行われた国勢調査で、鳥取県独自の速報値が発表されました。
県全体の人口は、573,628人となっています。もちろん、鳥取県は全国で一番最少の人口です。
前回5年前の国調と比して、県全体の人口は1万5千人強の減少となりました。
ここ江府町は人口が3,002人と、県下の市町村で最少の人口となりました。
平成の大合併後、県内で唯一残った村の日吉津村は人口は3,449人と、県東部の若桜町より人口が多く、人口増加率は県下で一番の増加率(3.3%)となっています。
他では米子市が増加しましたが、他の市町はいずれも前回の国調と比べて減少しています。
日野郡3町の人口減少率は、日南町が12.7%、日野町が12.6%、江府町が11.2%と、県下で最も人口減少率が高い若桜町の15.5%に続いて日野郡3町が続いています。
江尾の町中を歩いても、日曜日にもかかわらずほとんど人と出会うことはありませんでしたね~。
実は、私がまだ小学校に入学前に、父が江府町のある事業所に勤務していて、伯備線に乗って江尾駅で降り、何回か私を職場に連れて行ってくれました。
一日中私は父の職場周辺で遊んでいて、今でも江府町を通るとあのころ見た光景が残っているところがあり、幼いころを思い出します。
最近は、お父さんの職場参観というのも実施されていますが、そのころはそういうことはありませんでした。
職場の人も、私が一日中いても決して邪魔者扱いをせずに、仕事の合間を見ては遊んでもらったことを幼心に覚えています。父も、よっぽど私が可愛かったのか、自慢の息子だったのか・・・(笑)
父が亡くなってから8年がたとうとしていますが、葬儀のときに喪主あいさつでそのことを話したら、途中で言葉に詰まってしまいました。
そんなことを思い出しながら、江尾の町を散策しました。
伯備線江尾駅舎です。鳥取県内の伯備線の各駅(伯耆大山駅、米子駅を除く)を比べてみると、生山駅に次いでこの駅舎は大きく、立派なものと思います。
もちろん、私が幼いころに父と降りた駅とは大きく様変わりしています。
駅舎の中の様子です。
江府町役場は、本庁舎は木造でかなり古く、部署によっては別の建物に配置されています。
ここは駅近くですが、福祉部門が入っている建物です。
町中の通りには、古い建物も見ることができます。
看板を見ると医院のようですが、今も診療しているかは不明です。
町中から高台を見ると、江美城が見えますね。
江府町の発展を願い、帰路に就きました。
以上で、日野路散策シリーズは終わります。ごらんいただき、ありがとうございました。
[カメラ:OLYMPUS OM-D]
地方はどんどん人口減少が進んで行っていますね
地方には地方の良さがあるのですが
もっと若者が活躍できる場を作って行かないと
この傾向は止まらないですね
先日の地方紙に、江府町は、町内で働くことを希望している人と、働き手を求める町内の事業所の合同説明会が開かれたのが記事に出ていました。
ある町内の事業所は、慢性的な人手不足で地元の人を採用したいう事業所もあるようです。
やはり若者が定住するためには、有効求人倍率だけでなく、雇用条件や賃金面でも充実しないと若者の定着は難しいでしょうね。おっしゃるとおりだと思います。
この説明会の後、事業所の人手不足が解消したのか、若者が定住するようになったのか、マスコミのこの後のフォローも欲しいところです。
全国唯一珈琲店がなかった鳥取県にその店が進出したとか、あるコンビニが進出したとか、マスコミの話題になっていたのジャが、それが県民にとって暮らしがどうなるのかのツッコミが欲しいよのぉ。
ムハハハハ~~~~