先日、職場の若い女性職員に、「ゴンドラの唄」を知っているかと聞かれた。私は、「たしか大正時代の歌で、作曲は中山晋平で、松井須磨子が歌ったと思うが」と言った。
大学時代の論文に「ゴンドラの唄」を書いたら、教授から、黒澤明監督の映画「生きる」を見たのかというコメントをもらったそうである。
黒澤明監督の映画に「生きる」がある。
主人公(志村喬)は、ある市役所の市民課の課長で、定年も間近である。これまで約30年間無欠勤であるが、なぜ休まなかったかといえば、自分がいなくても仕事が回ることを周りの職員に気づかれたくなかったからだ。
ある日、胃の調子が悪く病院で診察を受けると、余命幾ばくもない胃がんだとわかる。仕事も手につかず、これまで無欠勤の彼が連絡もなしに休む。
しかし、惰性の生活から死を目前にして、何かをやらなければと目覚める。
ある市民からの児童公園建設の要望に全力を注ぐことを決意する。職場のしきたりや妨害に遭いながらも、とうとう公園を完成させるのである。
完成後、その公園のブランコに乗って「ゴンドラの唄」を歌いながら死を迎えるというストーリーだ。
実は、私は歌は知っていたが、この映画は知らなかった。職業は違っても、若いときにこの映画と出会っていたらと、女性職員の話を聞いて後悔している昨今である。
♪・・・今日は再び 来ぬものを~~
映画は昭和27年に公開された。「ゴンドラの唄」は再びこの映画で脚光を浴びたそうである。
写真は、鳥取県江府町江尾(こうふちょうえび)にある児童公園です。次回から、江府町の紹介をします。
大学時代の論文に「ゴンドラの唄」を書いたら、教授から、黒澤明監督の映画「生きる」を見たのかというコメントをもらったそうである。
黒澤明監督の映画に「生きる」がある。
主人公(志村喬)は、ある市役所の市民課の課長で、定年も間近である。これまで約30年間無欠勤であるが、なぜ休まなかったかといえば、自分がいなくても仕事が回ることを周りの職員に気づかれたくなかったからだ。
ある日、胃の調子が悪く病院で診察を受けると、余命幾ばくもない胃がんだとわかる。仕事も手につかず、これまで無欠勤の彼が連絡もなしに休む。
しかし、惰性の生活から死を目前にして、何かをやらなければと目覚める。
ある市民からの児童公園建設の要望に全力を注ぐことを決意する。職場のしきたりや妨害に遭いながらも、とうとう公園を完成させるのである。
完成後、その公園のブランコに乗って「ゴンドラの唄」を歌いながら死を迎えるというストーリーだ。
実は、私は歌は知っていたが、この映画は知らなかった。職業は違っても、若いときにこの映画と出会っていたらと、女性職員の話を聞いて後悔している昨今である。
♪・・・今日は再び 来ぬものを~~
映画は昭和27年に公開された。「ゴンドラの唄」は再びこの映画で脚光を浴びたそうである。
写真は、鳥取県江府町江尾(こうふちょうえび)にある児童公園です。次回から、江府町の紹介をします。
「ゴンドラの唄」で検索すると、いろいろなサイトで聞けるようですね。
私は、カラオケでまだ歌ったことありませんから、今度歌ってみようかな(笑)
でも、この記事を読んで聴いてみたくなりました。
どこで聴けるかな。
お久しぶりですね~~。以前、「南の花嫁さん」の記事にコメントいただきましたね。
私が「ゴンドラの唄」を初めて聞いたのは、たしか森繁久弥が歌っているのを聞いたのが最初のように記憶しています。悲しいメロディですが、琴線を揺さぶり、元気が出てくる歌だと思います。
甲子園夏の高校野球大会の「栄冠は君に輝く」の記事を拝見しました。古関裕而も、本当にいい歌をつくっていますね。列挙されている歌は、いずれも好きな歌です。特に「長崎の鐘」「鐘の鳴る丘」は好きです。
ところで、春の選抜高校野球大会の開会式で、神戸山手女子高校の生徒が歌う「陽は舞い踊る 甲子園 若人よ雄々しかれ・・・」というのがありました。高校時代に聞いたときには、心にじ~んと来ました。
今は歌われなくなりましたが、寂しい気がします。薄田泣菫が詞をつくったと思います。