雄大な日本アルプスの山並みは、バスの中でたっぷりと見ることができましたが、カメラに収める機会がありませんでした。いや、むしろ美しい景色にみとれて、シャッターを押すのを忘れていたと言った方がいいかもしれません。
TOP画像は、懐古園付近の車窓から見た浅間山です。ケーブルが邪魔をしていますが、煙が少し確認できるようです。
浅山間を見ると、古賀メロディの「女の階級」を思い浮かべます。
4番の歌詞は
♪君を信濃の 高原に 涙隠して・・・
なびく煙も 一筋に 燃えて火を吐く 浅間山~~
さて、旅行の最後はリンゴ園に行きました。
写真はこの一枚だけで、専ら食べることに専念しました^^
リンゴをかじりながら、藤村の「初恋」の詩を思い出しました。
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の・・・(中略)・・・
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり・・・
小学生のころ、意味もわからずに口ずさんでいました。
日本語の美しさに感動したものです。
二泊三日の旅行でしたが、リフレッシュできました。
長野県は、私は親近感を覚える県です。
童謡唱歌「春の小川」「紅葉」「春が来た」「故郷」「朧月夜」を作詞したのが長野県出身の高野辰之で、作曲したのが鳥取県出身の岡野貞一です。昭和60年に鳥取県で開催された国民体育大会「わかとり国体」開会式の行進曲で演奏されました。
また、この旅行で「モンテンルパ」のことを更に知ることができるとは思いませんでした。
杜甫の詩に『国破れて山河あり』というのがあります。
日本は戦争に負けましたが、美しい山河(自然)は残りました。
子どもたちも野山を駆け巡り、豊かな自然の中で情操を育んできました。まさに、童謡唱歌の歌詞に出てくる原風景そのものです。
長野県も美しい自然がいっぱいあります。いい歌、美しい自然はいつまでも後世に引き継がれていってほしいことを願い、長くなりましたが、信濃路旅行記は終わります。
温かいコメントをいただいた皆さん、ごらんいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
明日明後日はちょっと留守をするので、ブログは3日間ほどお休みします。
長野に行くと、そこら中でリンゴが栽培されていますね。春に行ったときは白い花とタンポポでよかったし、夏はもうすでに大きな実をつけていてこれまた絵になりますね。
とても懐かしい写真でした。
そうそう、道路縁にもリンゴがたわわに実っていて、バスの窓から手を出せば取れそうな感じでしたね。
街路樹としてリンゴの木も植栽してあります。ただ、実ったリンゴが落ちているのを見ると、ちょっと景観上よろしくなかったですね。落ち葉と違って、片づけるのが大変だと思いました。