前回は、秩父夜祭の山車の飾りつけを紹介しました。
引き続き、秩父市の友人が提供してくれた画像で紹介します。
秩父夜祭は、秩父神社の例大祭であり、毎年12月1日から6日に行われます。2日が宵宮、3日が大祭と決まっています。特に3日の大祭は、提灯で飾りつけられた山車(笠鉾・屋台)の曳き回しや花火大会で全国的に有名で、300年以上の歴史があります。一連の行事が、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
3年ぶりに本格開催された2日の宵宮と3日の大祭は、金曜日と土曜日に行われ、久しぶりの本格開催と相まって、人出も多かったそうです。
まず、TOP画像は、2日に宮地愛宕神社境内で行われた宮地屋台の歌舞伎上演です。
前回の記事で、山車の飾りつけを紹介したのがこの山車です。
この祭りの山車(屋台・笠鉾)は、くぎを一本も使わずに組み立てられます。金色の飾り具や極彩色の彫刻、後幕の金糸の刺繡で装飾された山車は「動く陽明門」と言われるほど豪華絢爛で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
冒頭に、国の重要無形民俗文化財に指定されていると紹介しましたが、同一の祭礼について、重要有形民俗文化財の両方に指定されているものは日本全国に5例しかなく、秩父夜祭はそのうちの一つとなっています。
上演が終わり、6人の役者揃い踏みです。
上の3枚ともモザイクかけてませんでしたが、4枚目はモザイクかけました(笑)
↓さて、3日の秩父神社例大祭です。(このコラージュ画像は、動画を編集したものです。)
3日の大祭も、いよいよ最高潮に達していますね。
友人本人が撮った花火と、家族や同級生が撮った画像も送ってくれました。(花火の画像は、動画を編集したものです。)
次回は、山車の片付けの様子を紹介します。
今年10月のあるテレビ番組で、秩父夜祭が紹介されました。
友人に、秩父夜祭は、武甲山の神が男の龍神で、秩父神社の女の神の妙見菩薩と年に一度の逢瀬が秩父夜祭の始まりと紹介されていたと言ったら、概要以下の返事が来ました。
秩父夜祭は350年の歴史がある素晴らしい祭り。武甲山の龍神様と秩父神社の妙見様が一年に一度逢う不倫の祭りである。
12月2日の夜に、龍神様の奥様のお諏訪様詣りの神事を行っている。3日の夜7時に秩父神社を山車が出発するが、お諏訪様(龍神様の正妻)の前を通過するときは、怒らせないよう太鼓を叩かないで静かに奉曳するそうです。