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【世界の論考 – 異論反論】アサド政権崩壊後のシリア:中国にとっての意味

2025-01-24 | 国際政治

今回は、アサド政権崩壊後のシリア:中国にとっての意味、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。

この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。

 

・・・ シリアのアサド政権が50年続いた後に突然崩壊したことは、世界中の政府を驚かせた。

 

この突然の権力移行と中東の地政学の大きな変化は、多くの国に影響を及ぼしている。

 

この新たな常態を踏まえ、私たちは政治、経済、安全保障の分野で北京にどのような影響と潜在的な見通しをもたらすかを評価する。

 

トルコは、アサド政権の排除をシリア暫定政府(SIG)とハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)グループを通じてシリアとの関係を正常化するチャンスとみている。

 

アサド政権の崩壊はプーチン大統領の重要な中東同盟国の1つを失うことを意味し、一部の軍事装備の解体とシリアからの軍人の撤退につながったと報じられている。

 

テヘランでシリアのような革命が起こる可能性と、イランが外部からの圧力を阻止するための取り組みを強化する必要性が大きな考慮事項となっている。

 

アサド政権を失うことで、イランがレバノンの代理組織ヒズボラに物資を供給することも難しくなるかもしれない。

 

トルコと同様に、米国とイスラエルは、イランとロシアの影響力の犠牲を払って、イランと中東における自国の力を強化する絶好の機会を得ている。

 

・・・ 「シーア派三日月地帯」の崩壊と「抵抗の枢軸」(シリアは国連の唯一の加盟国だった)の衰退、そして中国の「戦略的パートナーシップ」の喪失により、中国は現在、地域的な後退に直面しているだけだという見方が広まっている。

 

中東における中国の慎重かつ実際的なアプローチ、そして近年の北京とタリバンとの外交的関与を考えると、アサド政権打倒が中国に与える悪影響は誇張されているかもしれない。

 

しかし、北京がアサド政権後の中東に何らかの機会を見出すと考える理由はある。残念ながら、状況は完全に好ましいわけではない。・・・


図101
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/s6Zfj8PxHk8



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