今回は、中国が反政府勢力のシリアを恐れる理由、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。
この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。
・・・ 反政府勢力の勝利を収めたアル・ゴラニは、新疆にイスラム国家を樹立しようとするトルキスタン・イスラム党の過激派と手を組んで戦ってきた。
ハヤト・タハリール・アル・シャム（HTS）が先頭に立つシリア反政府勢力連合は、シリアの首都ダマスカスを制圧し、バッシャール・アル・アサド大統領を亡命に追い込み、戦争で荒廃したこの国に新たな不確実な未来をもたらした。
中国は紛争の中心地から遠いが、反政府勢力による制圧は北京で警戒を呼び起こすはずだ。
中国の懸念は、トルキスタン・イスラム党（TIP）がHTSと共に戦っているという信頼できる報告に端を発している。
東トルキスタンイスラム運動（ETIM）としても知られるTIPは、中国西部の不安定な新疆ウイグル自治区に起源を持ち、アルカイダとその関連グループと深いつながりを持つウイグルの分離主義グループである。・・・
「中国で羽ばたく蝶はカリブ海でハリケーンを引き起こす」という古い格言がある。
逆に、シリアで凍りついた紛争が解ければ、中国の世界的な野望に障害となる可能性がある。
中国がシリアやさらに遠くに対する外交政策を再考すべき時が来ている。
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
