「眼精疲労」というと目の疲れだと考えがちですが、目を使うことによって全身にさまざまな症状が出て、休んでも回復しにくい状態のことを言います。「疲れ目」とは異なるので、注意しましょう。眼精疲労の症状で主なものを挙げると、まず目に現れる症状としては、重く感じたり、痛みやまぶしさを感じたり、かすんだり充血するなどの他に、瞼がピクピクと痙攣したり、瞬きの回数が増えるなどといったものがあります。そして、全身に現れる主な症状は、頭痛がしたり吐き気がしたり、首のコリや肩のコリがひどくなったりする他、イライラするなどです。
眼精疲労が起こる原因としては、大きく分けると3つ挙げられます。まず1つめは、目の疲労です。度数の合わないコンタクトや眼鏡を使っていたりドライアイの状態が長く続くと、見えにくい状態で見ようとするために目の筋肉に負担がかかります。2つめは、目を使う作業の環境です。長い時間パソコンやスマホの画面を見続けていたり、エアコンの風がまともに当たる状態であったりすると、目が刺激を受け続けてしまいます。3つめは、体の不調です。疲れや体調不良、ストレスなどで体力が落ちていると、目に負担がかかった時に、それに耐える力を出せなくなるためです。また自律神経が不調の時は、涙の量や瞬きの回数が減ってしまい、ドライアイになりやすくなったりします。
自分が眼精疲労になっているかどうかは、最初に挙げたような症状が出ていないかどうかで、セルフチェックすることができます。睡眠時間をしっかりと取っていても、症状に心当たりがあるようならば、早めに眼科を受診しましょう。また、こちらのサイト(http://hobbies-eye-strain.com)には、趣味を通じたケアなど気軽に始められるユニークな方法も紹介されているのでぜひ読んでみてはいかがでしょうか?