先日予備試験に合格し、ぼちぼちですが司法試験の過去問を解き始めています。
ここ数日、私自身自なぜ司法試験の勉強をしているのか思いを改めて馳せることが多かったので、少し思うがままに書いてみました。
私自身、学生時代に親を亡くしています。親はある程度仕事が安定していたため、比較的裕福な生活をすることができ、一般に尊敬される職業であったため、それまでは全く苦労せずに過ごし、どこか親が立派なだけで誇らしく思い調子に乗っていた部分もありました。
それが、親の死で生活は一変します。収入が立たれ、社宅だったため住む家もなくなり、親族間での遺産トラブルにも巻き込まれました。それまでたくさん来ていた人たちがみんな私たちの元から離れて行きました。自分が誇らしく思っていた何かは全て親のおかげであり、自分は何者でもないということを強く実感しました。
この時、自分に能力があればどれだけ楽だったか、自分に強い力が欲しいと思いました。今度は自分の力で家族の頼りになる存在でありたい。企業法務に関心がありますが、もともとの勉強きっかけはおそらく自分の辛い日々の思いから来るものでしょう。
この思いが、自分自身を勉強に駆り立てていることを再認識しました。
社会人になって4年目に勉強を開始し、ようやく予備試験に合格しました。
あと少し、この思いを忘れずに司法試験を突破したいと思っています。