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予備試験論文1日目の感想

2023-09-12 18:04:00 | 資格試験
一昨日の予備試験の1日目の感想を書いていこうと思います。

●憲法

とても難しかった。
行政法で少し時間オーバーをしていたため、なんとか憲法を早めに書かなければならなかったところ、時間のかかる三者間の出題で焦る。
さらに今まで解いたことのなかった証言拒絶についての問題であり、一瞬何を書けばいいかわからなかった。
原告の主張を「取材活動して動画を投稿する自由」と構成し、報道の自由、取材の自由を軸に答案を構成。抽象的な争点の形成は比較的できていたが、私見において広義の取材源秘匿の規範を使ったこと、SDGsやXの取材活動の態度について全く触れられていないことが大きなマイナスと思われる。
主観的評価はE~F

●行政法
やっている段階では守れた印象だったが、意外とミスってる模様。
処分性に山を張っていたが設問1は2年連続の原告適格だった。
原告適格で昨年、共有者間の準名宛人が出題され、評価が悪かったところ、もう一つの準名宛人といえる競願関係っぽい記載だったので、昨年と同じことを聞いていると思い行政事件訴訟法9条1項で処理。しかし、これは2項で処理すべき問題だった模様。
設問2の訴えの利益、設問3前段の裁量権の逸脱濫用については守れた。設問3後段の要件該当性については気付かず裁量で処理。
主観的評価はC〜D

●刑法
やっている段階では手応えがあった。
設問1では監禁罪の可能的自由について難なく記載。設問2で、①携帯電話の窃盗→不法領得の意思否定→器物損壊成立②Xの首を絞める行為の殺人罪成立→ウェーバーの概括的故意→因果関係の錯誤→殺人罪成立③現金3万円の窃取→故意なし→抽象的事実錯誤→占有離脱物横領成立と書いた。しかし②と③の間にXを崖下に落とした行為を評価しなかったこと、③で死者の占有を検討しないというミスがあったことが判明。
主観的評価はC

●刑訴法
周囲では簡単という声も聞かれたが、やっているときの感覚は悪かった。
設問1は勾留請求の際に被疑事実を追加することの適法性。やったことない問題でだめかと思ったが、逮捕前置主義→被疑事実の同一性で判断→単一又は同一→付加事実が不利かどうかという線で合っている模様。ただ結構雑に書いてしまった。設問2は再逮捕再勾留の可否について論証を吐き出したのみ。主観的評価はB~C

●知的財産法(選択科目)
昨年著作権法が出たので、今年は特許法が出ると山を張り的中し一安心。
設問1(1)は協同請求違反の無効事由、(2)は職務発明、設問2(1)は先使用権(2)、(3)はその射程が及ぶかの問題。比較的いけそうと思ったが、時間的な制約により2(2)と(3)は3行ずつ書いて終わってしまった。
主観的評価はB~C