返ってきまして、120点でした。
内訳は全くわかりませんが、肌感覚的には民事59、刑事61な気がしています。
4年に及ぶ予備試験がようやく終了しました。
ここから司法試験に向けて切り替えないと…
返ってきまして、120点でした。
内訳は全くわかりませんが、肌感覚的には民事59、刑事61な気がしています。
4年に及ぶ予備試験がようやく終了しました。
ここから司法試験に向けて切り替えないと…
先日予備試験に合格し、ぼちぼちですが司法試験の過去問を解き始めています。
ここ数日、私自身自なぜ司法試験の勉強をしているのか思いを改めて馳せることが多かったので、少し思うがままに書いてみました。
私自身、学生時代に親を亡くしています。親はある程度仕事が安定していたため、比較的裕福な生活をすることができ、一般に尊敬される職業であったため、それまでは全く苦労せずに過ごし、どこか親が立派なだけで誇らしく思い調子に乗っていた部分もありました。
それが、親の死で生活は一変します。収入が立たれ、社宅だったため住む家もなくなり、親族間での遺産トラブルにも巻き込まれました。それまでたくさん来ていた人たちがみんな私たちの元から離れて行きました。自分が誇らしく思っていた何かは全て親のおかげであり、自分は何者でもないということを強く実感しました。
この時、自分に能力があればどれだけ楽だったか、自分に強い力が欲しいと思いました。今度は自分の力で家族の頼りになる存在でありたい。企業法務に関心がありますが、もともとの勉強きっかけはおそらく自分の辛い日々の思いから来るものでしょう。
この思いが、自分自身を勉強に駆り立てていることを再認識しました。
社会人になって4年目に勉強を開始し、ようやく予備試験に合格しました。
あと少し、この思いを忘れずに司法試験を突破したいと思っています。
SNSで一方的に拝見していた社会人の方が口述に不合格になったとの投稿を見かけました。再現のレベルを見ても不合格には思えません。むしろ私の方が不合格に近いレベルと感じました。
今回、自分自身が口述を受ける際に重視した点を記載します。もしかしたらこのような意識が自分を合格まで押し上げてくれたのかもしれません。なお、その方がここに記載の中身ができていなかったことを示すわけではありません。
大前提として私が思っている口述試験の採点法を記載します。
●点数は試験官によるかなり大雑把な印象で付くのではないか?
口述再現を見ればわかると思いますが微妙に聞かれている質問が違います。また、そもそも大多数が61〜59に収まる試験であるという点、試験後、合格発表までの期間が相当短い点などを考慮すると、個別の質問に対する正答の結果を一々点数化してないのでは?との仮説を私は立てていました。
点数の基準が、「一応の水準に達している」のような表現で判断されていることからも、全体として見た時に、問題全体の会話の中で法律の知識が一応備わっている印象を見せることが何よりも重要と意識していました。
この心構えを持つと以下のような考えになります。
①個別の質問に答えられなくてもそこまで焦る必要はない。
→流石に序盤でミスるのは良くないと思いますが。
②誘導で法律の理解を示す。
→要件事実が全然わからなくても誘導をもらい、基本的な実体法の部分で理解していることを相手に伝えるよう意識しました。大体要件事実部分での誘導は民法の簡単な知識の確認になります。誘導では頷きながら、決して主査の言葉を否定せず、ハキハキ答えることを意識しました。
③キーワードを意識する
→論文段階で覚えていたキーワードは積極的に話していました。(現実的危険性を有する行為、予断排除、など)
ここがガタガタすると理解していないと思われるリスクがあるためです。
④わからないは言わない
→ただ単にわからないと言うと理解していないように思われます。ただ、先に進めなくても困るので私は、「すいません、混乱してしまいまして…うまく答えられません」みたいなことを言いました。そしたら笑顔で事案を整理してくれてなんとか誘導に乗れました。
⑤結局印象勝負なので清潔感を大切に、形式面を完璧に、ハキハキと答える。
→最後は見た目的にできるやつと思われるかどうかが大切です。
ここら辺ができていれば、個別の質問はできなくても、まあ基本的知識はありそうだから許してあげるか、との評価になることを私は期待していました。もちろん本当の点数はどうつけられているかわかりません。
明日いよいよ口述試験の合格発表です。
不合格の可能性が十分にある中、自分の番号がない現実に直面した際にどのように受け入れるのか、まだ整理がついていません。
明日も仕事ですので16時過ぎになったら離席してトイレで結果を見ようかとも思っていますが、不合格の場合、そのまま仕事を継続できるメンタルが保てるのか、不安です。
いっそ家に帰ってから見ればいいとも思いますが、落ち着かない時間を過ごすだけになりそうなので、多分結果はすぐ確認します。
不合格という事実は一瞬であり、そこから這い上がるしかないのですが、それでも考えられないくらいの絶望が襲うでしょう。そのことを想定はしているのですが、実際自分がどんな感情になるのか全くわからないです。
どんな結果であれ、逃げずに結果と向き合う努力はしたいと思っています。