高校に入って、宿舎で生活することになった。
これから、宿舎へ行こうという日の朝、母が生活費として一ヶ月に百元送ってくれると約束してくれた。
すると、いつも母に頭が上がらない父が煙草の煙を一息深々と吸ってから、母に意見した。
「息子はこれから毎日の勉強で疲れるはずだ。おいしいものが食べられるように、あと百元出してあげたらどうだ。栄養不足にならないようにな。」
そして、父はぼくの荷物を半分持って、宿舎まで見送ってくれた。
宿舎の門の前に差し掛かった時、父は荷物を下に置いて、しみじみと教え諭すように言った。
「学校に入ったら、しっかり勉強しろよ。それから、いいか、お前の仕送りを百元増やしてやったのはおれだぞ。人の恩はぜったい忘れるな。お前ももう小さな子供じゃない。仕送りの50元を残して、おれに送るんだ。わかったな!」
《開心笑吧2016-07-06「不要忘记曾经帮助过你的人」》
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