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中国笑話の翻訳を中心に落語やなぞなぞ、時々日記を書いています。ジョークをネタに一休みできるサイトを目指します!

中国笑話「一糸まとわぬ妹」他(一年前の再録)

2017-05-06 | 開心笑吧

「一糸まとわぬ妹」

 妹が一糸もまとわず、リビングをうろちょろしている。

 ぼくはがまんできなくて、母に言った。

 「ママ、彼女、何とかしてよ。僕の妹だからと言って、裸でうろちょろしていいわけないよ。」

 母が言った。

 「暑いのよ。仕方ないじゃない!」

 「暑くてもだめだよ。こんな恥知らずはだめだよ!」

 母が近づいてきて、僕をひっぱたたいて言った。

 「二歳の子どもにどうして恥なんてわかるのよ。」

《開心笑吧2016-05-04‟妹妹总是一丝不挂”》

 

「恨み骨髄に徹する」

 ある同僚の女性の話だ。

 いつも酔っぱらった夫に殴られていた。

 正に恨み骨髄に徹するという状態だった。

 ある日、夫の酒瓶を投げ捨てたら、何と、瓶の中から突然、天使が飛び出してきた。

 天使が言った。

 「あなたをお救いしましょう。願い事を一つだけ叶えてあげます。」

 彼女は躊躇せずに言った。

 「夫を殺して欲しい!」

 「申し訳ありません。願いはあなたの身の上に関することだけです。」

 「じゃあ、いいわ!私を未亡人にしてほしい!」

《開心笑吧2016-05-02‟把女人惹急了很恐怖”》

 

「座らない老人」

 老人が一人バスに乗って来た。

 誰も席を譲ろうとしなかった。

 老人はずっと僕のそばに立って、世の中に対して、「道徳がなくなった」とかいう不満を言い続けた。

 バス停を二つほど過ぎたところで、ぼくはもう堪えきれなくなった。

 ぼくは立ち上がって、彼に席を譲った。

 だが、彼は座ろうとしない。

 「遠慮しないでください」

 そう言ったら、お爺さんが答えた。

 「冗談じゃない。わしはバスの運転なんかできないよ。遠慮してるんじゃないよ。」

《開心笑吧2016-05-04‟他居然不坐”》

 

「侮辱される」

 朝、出勤すると、同僚の独身女性がぼくに言った。

 「わたし、昨日の夜、下品な男に襲われたの。」

 「何をされたんだ?大丈夫だったのか?」

 「そいつ、携帯を奪っただけでなく、私を侮辱したの。」

 「えっ!どういうふうに侮辱したんだい?」

 「私に、何もしないで逃げたの!」

 《開心笑吧2016-05-02‟他侮辱了我”》

「ボタンの位置の問題」

 妻がネットでシャツを買った。

 そのシャツを着た後、ぼくに聞いてきた。

 「あなた、ネットの写真とは違うわ。どうしてかしら?」

 おれはネットの写真と妻を見比べて言った。

 「同じシャツだよ。全く同じものだよ。」

 「じゃ、どうして、わたしが着ると見苦しいの?」

 「それは、モデルがそのシャツを着ると、上の三つのボタンがかけられないけど、お前が着ると、下の三つのボタンがかけられなくなるんだ。」

 言うまでもなく、その後、おれは妻に箒を持って追いかけられたよ。

 《開心笑吧2016-05-02‟不同地方的三颗纽扣”》

「お化けより怖い」

 ガールフレンドといっしょにお化け屋敷に入った。

 ぼくたちの前にいたのは超ビジュアル系のカップルだった。

 爆発したような髪の毛、首から顔にかけては、けばけばしい刺青の厚化粧、服はあちこち破れてぼろぼろだった!

 中に入ると、薄暗くひんやりとしていた。

 曲がり角にさしかかった時、突然、「うわあ!」という恐怖の声とともに、アトラクションのお化けが出てきた。

 僕たちは言うまでもなくびっくりしたのだが、そのお化けは前にいたビジュアル系の二人を見て、さらにびっくりしたように言った。

 「うわあ!お化けだ!」

 大きな叫び声をあげて、そのまま、どこかへ逃げて行ってしまった。

 《開心笑吧2016-05-02‟比鬼更恐怖”》



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