明君が法師に聞いた。
「先生、隣の王さんの家に毎日女の子が訪ねてきます。私は羨ましいです。私は若いし、元気もあるのに、どうしてぼくの所には女の子が訪ねてこないのですか?」
法師はゆったりと立ち上がり、明君を湖まで連れて行った。そして、湖面を指し示した。
明君は突然悟った。
「わかりました。先生は私の心にもこの湖水のような純粋さが必要だというのですね。」
法師は露骨にあきれた顔をした。
「いいか、湖水は一枚の鏡だよ。お前は湖面に映った自分をもっとよく見るんだ。自分がどんな顔をしているかもっとよく見ろ!」
《百度空間「jokejd」20140919》
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