今年はどうなるの？

　今日は笑い話を休みにしたい。というのも、家族の行事など、いろいろやることがあって、年末年始はあわただしく過ぎていくからだ。それから、寝正月といって、だらだら過ごしていて、ふと気がつくと、休みも残りわずかとなっている。

　ところで、年末年始になると、テレビは特別番組が続いている。特にお笑いタレントが毎日のように顔を出している。町には福袋が並んでいる。そして、人々はその特別な日々を味わおうとして町にくり出して、雰囲気を満喫している。

　デパートやスーパーに行くと、消費気分を煽る商品が並んでいて、みんな財布の紐が緩む。クリスマスや正月、それにバレンタインなどの特別な時は、物が高くなっても買う人が多い。そういえば、中国では旧暦８月１５日が近づくと、月餅が高くなるのを思い出す。高級な月餅が店頭に飾られていて、みんな買っていく。

　政府はデフレから脱却してインフレにしようとしているらしい。大企業ではボーナスが増えたとか、車や高級住宅が売れているとか聞いている。しかし、中小企業ではそんな余裕などない。ボーナスなんて縁がない。年金生活の老人も、収入が増えるわけではない。スーパーが安売りをすると、そういう庶民が殺到する。あっという間に売り切れるそうだ。

　新年に思う。今年はよい年になってほしい。誰もが喜ぶ年にと願う。ただ、物価が上がり、消費税があがったため、収入の少ない庶民が苦しむ日本にはしてほしくない。強い者が豊かになり、弱い者が犠牲になる、そんな社会を作ってほしくない。誰もが普通に暮らせる社会を作ってほしい。