蓮の日記という名の駄文

享楽的に生きる蓮が思いつくまま,日々のこと書き連ねます。

新日定期

2006-09-05 23:18:02 | classics
新シーズンあけて、サントリーホールシリーズ1回目ということで行ってまいりました。


ハイドン:交響曲82番
ベルリオーズ:夏の夜
ラヴェル:ダフニスとクロエ

ハイドンはタクトなし
おおらかで、力強いハイドンでした。
ハイドン苦手なんでこの曲初めて聴いたんですが、つまんなくなかった(笑)
展開速いし。ハイドンて展開遅くて、緩急もあんまりなくてつかれちゃうんだよなぁ。なんて、パパ・ハイドンさまに失礼ですが。
この曲は結構好きになった。4楽章冒頭のコンバスのパッセージが、ヴァイオリンに引き渡されるところのやりとりが面白い。

なんでタクトなしだったのかなぁと思ったんですが、タクトありだと細かいパッセージがある分、鋭さがでやすいのかもしれませんね。

ベルリオーズは独唱がシュトゥッツマン女史。
はじめてきいたんですがかなりカッコイイ方ですね。
メゾはもわぁぁんとなる方が多いのでいかにも魔女っぽくて苦手なんですが、
彼女の落ち着きとタフさが、ベルリオーズ特有(と私が思っている)のヤク中っぽい展開のなかで振り回されてない感じでとても素敵でした。

ベルリオーズ作品はとても好きなものが多いのですが、彼のイっちゃってる感、丸ごとすきなんだわと実感しました。
けど、あのおっさんの考えてることは、やっぱ全く理解できない。

第3曲からかなり声がよくなってきて本領発揮。第4曲のどっぷり不幸、のなかに彼女独特の強さがあって、安いメロドラマにならないところがよかった。

6曲:幸せってなんなんだろうねぇ(笑)

オケは裏方に徹する雰囲気でしたが、やはりそこここで主張が(笑)
それにしても、ゆったりとしながらも弱音で鳴らしていながらなぜにあんなに豊かに鳴るのか!
またしてもニヤっとしちゃいました。

ダフニスとクロエ
この曲かなり好きなんで、思い入れある分、ドッキドキでした。
(やっぱ相当うるさいのが好きらしい)
単なるメランコリックメルヘン(なにそれ?)になっちゃったらどうしよう~と思ったんですが・・・。

ドラマティックさという点では、作りこみ過ぎない感じが好感持てた。
でもなんか結構力んでた気もするんだな。
や、もう1回目だからね。そういうのもいいのかもしれない。
コラールが美しかった。こういうところやらせるとやっぱこのオケ好きだわv

豊嶋さんのソロ、ほんの一瞬なのに意外とというか、もう全然かなり主張してました。さすがだよ。


なんか、ラヴェル聴いたら急に矢部さまのバイオリンが聞きたくなっちゃったよ~~~~!!!
都響も軽く3年くらい聞いてないや。
都響、あんなことにならなければもっと聞きたかったなぁ。
今ってどうなってんだろね?

ところで今日は、駆け込んだんですが、先生のプレトークはもう始まってました。がっくり。
ダフニスの解説でした。
ニンフの説明とかストーリーのお話をしてたところだったのでまだよかった。
曲の細かい所をつつく解説とか説明されてたら地団駄踏むところでした。

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