今回のアジアカップ開催国カタールは、2022年のワールドカップの開催国となった。
誰も表立って言わないが、オイルマネーのような多額の招致資金等によって、いったい何をどうしたらワールドカップが招致出来るのか考えたほうが良いんだろうな。日本にはそう言う資金ないよなぁ。。端的ではないかい?お金でワールドカップを招致したのだから。お金が政治を動かし、動かされた政治によって票が生まれる。これが一般の国政選挙等であれば公職選挙法に抵触するが、サッカー界は別に本当の政治をしている訳ではなく、飽く迄も“政治的”な動きなだけである。2人ほどFIFAの理事が賄賂要求をバラされて投票権を剥奪されたが、はっきり言ってバレただけの話で、大多数は何らか便宜を諮られていると考えるのが普通だろう。FIFAのこの一連の動きなどは、真面目に国際政治学で扱っても良いと思うほどの動き方である。
さてそのカタールが2011年アジアカップのベスト8で対戦相手として当たった。
結果としては3対2で勝利を収めた。残念ながらニュース速報で得点シーン等を見ただけであったが、垣間見るそこかしこで日本代表の選手はミスをし、ジャッジは偏りが激しすぎる。。敢えて誰が酷かったとか、良かったとか言うのは避けるが、リーグ戦ではないのだから勝てば官軍だ。これはピッチ上だけの結果の話ではなく、前述の招致の政治的な結果に関しても同じだ。
そして今回のアジアカップのベスト4が決まった。
日本対韓国とオーストラリア対ウズベキスタンだ。今この4カ国はアジアを代表する国だろう。2010年のワールドカップの時はウズベキスタンの代わりに北朝鮮が出場したが、正直結果からしても器ではないことが推察出来る。実際、予選の時に日本が対峙したウズベキスタンは良いチームだった。最後に岡崎のダイビングヘッドでワールドカップ出場を決めた相手はウズベキスタンだったことは記憶に新しい。このベスト4の結果から言えること。それは全て中東勢ではないと言うことだ。オイルマネーで強くなるサッカーはクラブチームレベルではあっても、代表レベルではまだまだ無いということなんだろう。実際今回のカタールのチームから日本戦の前に背番号10番が代表追放をされたとの報道があった。つまり、規律や統率が取れていないと言うことだ。そう言った意味でDisciplinがないと言えるのではないか。Disciplinはお金では買えない。良い子ちゃん過ぎるのはサッカーにはマイナスであるが、Disciplinと言う概念が理解されず一部の王族を中心として経済的な成長だけが突出してしまい全体最適、国民的教育が為されていないとチームプレーは成長し得ないってことなんだと思う。
AFCの会長のハマムはカタール人でここ最近ずっと君臨したままだが、金ではまだ何ともならんのか、と忸怩たる思いなんだろうか。ブラジル人を帰化させても即席的に強くならないんだ、とか反省しているのかな。いや、これも織り込み済みと言うことなんだろうか。。今のサッカー界はロシアか中東のオイルマネーが席巻しかけているが、良識ある人達は“オイルマネー”と言われると依然として拒否感がある。残念ながらChelseaのファンなども本当はそう思っているのではないだろうか。我がMilanにもオイルマネーが流れてきそうだが、そうなったらちょっと考えなければいけないと思う。
いずれにしても中東勢には負けたくないって思うのは、ここ何十年かの間ずっと思っていたサッカーに関する感覚として、今までとは違うライバル感なんだよなぁ。単にお金持ってない小市民のヒガミじゃなくw。
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