MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



昨今オンラインショッピングをした後、受取場所がコンビニと言うものはある意味普通になりつつある。。

仮説として、コンビニで商品を受け取るのであれば、オンラインショッピングで個人情報は入れなくとも購買は完了する、と言うものを立てる。

商品を選ぶプロセスには個人情報は要らない。当たり前だ。選んでいる時に何故個人情報を入力する必要があるのか。あるものか。。当然決済の段階で入れる。簡単に言えば、ショッピングカートに物を入れて、お金を払う時だ。オンライン登録をする必要がある場合が極めて多い。勿論、届けてもらうのであれば住所、電話番号などを入れる必要がある。これが結構面倒なものであることは、一度や二度経験をしていると思われる。

しかしここで一つ考えてみる。。

お店で買い物する時に個人情報を入れるようなところがあるか。。ないよね、普通に考えて。西友であろうとダイエーであろうと、オオゼキであろうと、どこでも良いんだが、いわゆるスーパーで買い物する時にそんなことする人いない。しかし、勿論、ここで条件は付く。一つは現金で決済する場合で、その際個人情報を露出することはない、となる。また、定義の問題だが、クレジットカード決済することは個人情報の入力である、と言う前提で更にサインレスであろうとなかろうとそれは個人情報の露出である、とする前提に立つ。

またここでオンラインショッピングに戻る。

そもそもオンラインショッピングの利点と言えば、24時間いつでも、とか配送が自宅にされる、とか、そう言うインターネットならではのものが並ぶ。しかし、2000年代初頭から日本でもオンラインで買い物するサービスが色々と始まったが、日本人はクレジットカード番号を入力することに異様に敏感になり、結果、オンラインショッピングの爆発的な成長、伸び、と言うものはなかったと言える。他の利点は分かっているものの、アメリカで90年代後半に伸びたオンラインショッピングとはその辺りのユーザーのビヘイビアーと言うかインサイトが違ったために成長度合いに差が出たと言えると思う。実際、国土面積は20倍もあるアメリカ。詳しく調べたことはないがコンビニなど、都市部以外には殆どないアメリカ。広くて周りに便利なものがなければ、便利なオンラインを利用すると言うのもそれなりに納得できる。

当然のことながら、消費に対する態度や商品を色々と他でも見られる、例えば大型のスーパーマーケットがあり、そこで一度や二度は少なくとも商品を見ていてその商品そのものが何なのかが分かっていることなどと言った条件はある。またコンピューターリテラシーの問題もある。日本でも周りにスーパーがない過疎地などは上記の条件に当てはまりそうなものだが、高齢化する過疎地の住人がコンピューターリテラシーが高いとは凡そ想定できない。だから日本の場合は伸びないのかね。

となると、日本の場合、個人情報を買い物のプロセスで入れるシチュエーションが少ない、と言うことが言えそうだ。普段買い物する時にクレジットカードを使うことがなければ個人情報を入れることに抵抗があると言うよりも慣れていないと言えるような気がする。

ここで冒頭立てた仮説をもう一度見返す。

コンビニで商品を受け取るのであれば、自宅に配送されないと言う意味で、スーパーで買うのとほぼ同じ購買物の受取となる。スーパーの場合、1.買うものを選び、2.選んだものをレジで支払い、その後3.各自ビニール袋などに入れて、4.帰宅。オンラインで選んだ物をコンビニで受け取ると言う意味では、雑駁に分けた前述のプロセスの3.からは同じことだ。であるならば、選んで配送されたものをコンビニで現金で支払うことができれば個人情報を入れなくとも良いのではないだろうか。。

いやー、しかし世の中そこまで甘くない。

確率論的に、オンラインで買った物を受け取りに来ない人から被る被害を鑑みるとコンビニで受け取る段階で決済するのはその被害額は大きなものになる可能性が高い。よって先払いの後、コンビニで受け取ると言うプロセスになる可能性が今のところ高い…

うーん、どうにかして、方策はないものか。。。

ちょっと暫くこの問題を頭に入れながら仕事したり、買い物したりすることにしよう。。。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 奥さんがアム... アーミッシュ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。