昨日のパレルモ戦ではロスタイムにスーペルピッポが得点をし、我がミランが勝利し、結果Campionatoでは4位に上った。
アンブロジーニが同点弾を決めた後、ゲームは終盤を迎え諦念感が漂う中、ピッポだけは諦めていなかったようだ。実は同い年のピッポ。比較になるはずもないことなのだが、日本では小倉や中西などの四中工組や今年から広島のユースコーチになった吉田恵などは皆同い年だ。知っている中では、ほぼ姿を消し、一部はコーチや解説者などになっているものの、それよりも若い城なども引退している。前園も然り、だ。
そんな中、一線どころか、超一線級で働いているのがピッポ。日本に昨年来た時も遠目からでも分かる独特の動き。聖地San Siroでは、アップ姿が見えた時から、ピッポの歌が始まる。
OYOYO OYOYOYO PIPPO INZAGHI SEGNA PER NOI
これで4位。Juveの背中が見えてきた。ただ、これで安穏とはしていられない。Campionatoで4位に入ったとしても、CLに出られるだけ。今年は3月頭にArsenalとのセカンドレグがある。ここで不甲斐無い結果を残すとアンチェロッティは間違いなく更迭だ。後ろには2006GermanyでAzzurriをCampionatoに導いたマルチェロリッピが控えているのだ。去年はCL優勝とCWCの優勝によって首の皮が繋がったアンチェロッティだが、今年はうかうかしていられない。Serie Aで4位なんてある意味当たり前で、我がMilanはCalciopoliが一先ず終わったとしても不正や誤審の横行するこのリーグだけではダメなのだ。UEFA CLで勝ってこそ、最低限ベスト4に残ってこそ、最低限Milanの威厳は保たれる。