MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



正直言えばもっと楽に勝てる試合だったと思う。


終始、ゲームを支配していたのはトリニータでしたからね。周りは4対0くらいなんじゃない?なんて言っていたが、そんなに甘くはない。。実際、そう言っていた人、直後に同点にされて、外れたぁって。


競馬じゃないんだから…w。

5番鈴木の守備はとても良いけど、ホント、前向けないのはどうにかならないのかと思う…。パス精度も低すぎて、ちょっと観てられない感じでした。。。DFラインは一番監督の戦術を(個人を消して)愚直に実行せねばならないポジションだと個人的には思っている。だから、5鈴木選手個人がどう思おうと、チーム戦術として、と言うのであれば全然良いと思うんだけども、だとしたら、7松本があんなに引いてきて、イライラしているそぶりがたまにあるようなサッカーと言うのは、同じサイドとしては、観ていて疑問に思うところありでした。実際には、いくら三ツ沢がピッチに近くても、選手同士の会話なんて聞こえる訳はないので、何をお互いで話していたのか、分かりませんけどね。なんか、勿体無いと思いましたね。あと、真ん中にいる竹内が要にはなっているけど、イエローもらっていたしなぁ。


現実問題として、両サイドバック、特に左サイドはDFもMFも酷い状態だったと思われる。


攻め上がりの時で言えば、福森は竹内しか観てない状態で、山岸への15mのパスが出せない…。ビビってサッカーをしている事を完全に見透かされていたんだろうなぁ。山岸がそれを見かねて引いてくるか、鈴木惇が貰い受けに来る…。竹内とのパス交換がチーム戦術以上に不必要に多すぎてしまったのではないか、と思われた。竹内が、なんで前を向かないんだ?と言っているようにパスを返していたように思えた。実際には分かりませんけどね。鈴木惇がDFライン近くまで降りてきたりしたことで、DFラインと真ん中がこれで潰れる…この悪循環の繰り返し。結果、ビルドアップするにも、真ん中の前目でボールを保持出来る人が居なくなっていた。鈴木惇以外に25mを超える正確なロングパスを蹴れる人が前目で居ない。だから、9後藤がこれまたFWの位置から降りてきて、パスを受けるようになっていた。なんだろう、それではゴールから相当遠い位置で後藤が受けていたと思うんだよね。あと、今日は小手川は完全に埋没していて、ボールタッチ数は見るからに少なかったように思えた。イバの押さえ役だったのであれば、完璧だったと思いますけどね。そう言うことだったんだと思います。


前にMilanoで記者していた時は、それぞれの選手のパス数を数えてその成功率まで出していたけど、それやってたの、Milano時代だからなぁ。でも、そうやって解析したくなるくらい、ちょっと愛着湧いてきたw。



逆に守りの時で言えば、山岸はマッチアップの19番にチンチンにされていて、一失点目の時なんて全く付いてこれなかったんよね…。あと、福森はそのバックアップポジションに居ないから、変なクロスオーバーをした川西が追い切れなくて  (これは寧ろ川西がよくあそこにいたと思う。居なかったらセンタリングじゃなくてシュート打たれていたと思うしなぁ…)  サイドを破られた。一度は凌いだけど、最後ズドンッ。。。

GKの上福元もよく無かったなぁ。失点シーンだって、こんなに左に寄ってるし。ま、これは右足に体重掛けたままの時間が長過ぎる話と思われる…。重心を右に寄せたままの時間が長い事に気づければ良いけど、どうなんでしょう…。データ、映像を見れば一目瞭然。実際そうですからね。プロでも、体幹しっかりして、重心をきちんと真ん中にしないと、飛ぼうと思っても左に飛べないと言うことだからなぁ。だから腰が落ちるだけ。写真、そうなっているよね。守護神、しっかりして欲しいですよね。 

上福元のポジショニングは試合通じて悪かったように思われるんですよね。。。

レアンドロドミンゲスの前半のフリーキックなんて、横っ飛びで上手く凌いだように見えるけど、このポジショニングはないと思われる。細かく言えばあと50cm以上左に立たないと。

上の写真見れば分かるけど、右ポストに寄り過ぎでしょ。。。相手フリーキックのボールセットが真ん真ん中で、このポジショニングは絶対ないね。そもそも壁の作り方、間違ってる訳だし。だったら左ポストにシュートコースが行かないよう、左側の数を多めにして厚くしないといけないと思うのよね。全員が引いて壁作っているんだからさ左側にも立たせるだけの話しだと思うのですが…。GKは、身体が倒れれば停められるところ迄の範囲しか停められない訳じゃないんだから、左ポスト開け過ぎなのは明々白々。たまたまコースが右下に来ただけの偶然にしか見えませんね。何度も云いますが、守護神、しっかりして欲しいです。


一方で…。


シキーニョ出てきてから、多少周りとのリズムの悪さに本人が苛立っていたけど、1人で崩せるのね。とっても期待値高くなりました。後半の最後の方になって、漸く福森からボールがたまに出てきたり、鈴木惇からのボールや川西からのボールが来るようになって、攻撃の基点になっていた。鈴木惇との絡みはここだけ、J1レベルに近い。これに加えて後藤と伊佐の絡みで後半ロスタイムに取ったシーンは、涙出てきたなぁ。

翼、岬のツインシュートみたいやったし。
最初、鈴木惇のゴールかと思ったくらい。
伊佐のゴールだったようですな。

試合終了後、最後のサポーターへの挨拶は良かったねぇ。
感動した。
一体感あるなぁ。
トリニータのサポーター、素晴らしいね。
試合を通して声を出していた。
観客数5,000人ちょっとだったし、このスタジアムであれば、確実にピッチに声が届いている。

シキーニョのダンスからのバク宙とか、良いよ、あれ!
MD担当なら、すぐTシャツ作るw。

次の町田戦も、宙を舞って欲しいね。

*全て個人的に思って書いていることであって、何処かを代表するような意見ではありませんので予め申し上げます。



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