MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



スタジアムに行く前に軽くホテルの目の前のフランクフルト中央駅の近くでランチを取ったのだが、駅前のブラッセリーはギリシャサポーターだらけ。太鼓、ラッパと鳴り物で騒ぎまくっている。これでもか、と言う程のサポーターに囲まれて、我々は茹だるような暑さの中、フランクフルト中央駅から21番のトラムに乗り(20番でも行ける)スタジアムへ向かった。

スタジアムまでは15分程か。降りたところの直ぐ傍にチケットを受け取るところがある。

 *当日券が買えたのであるが、買うところは〝Box office〟で、既に購入済みの者は〝Ticket centre〟でチケットを引き取る。苗字を伝えてサインをすればそれで済む。チケットの受け取りに際しては、苗字のアルファベティカルオーダーで窓口が区切られている(例えばA-D、E-Hのように)のでご注意を。

チケットはかなり大きく、ゴツイ。今回からモギリがなくなったようであるが、チケットの片隅を電車の改札のようなところにかざすと緑色のランプがなり、中に入れる仕組みとなっている。入場前には持っているバッグを開けさせ中身をチェックされる。この際ペットボトルを持っていると取り上げられると思うので併せてご注意を。

この入場ゲートからスタジアムまでは結構な道のりがある。7-8分は歩いたろうか。。保養地の中にある遊歩道のようなところを歩かされる。結構遠いのであるが、砂埃が凄く正直気持ち悪かった。チケットに記載されている席毎に色分けがされていて、道も別れていたのでチケットと見比べる必要がある。(赤、黄、青、緑と色分けされている)

程無くしてスタジアムに着いたのだが、2002年のワールドカップの時と同じで、スタジアム前には各スポンサーの簡単なテント小屋みたいなものが出た。大体キックゲームで的当てをしたりなどだったが、東芝のサイトは最悪だった。空調が利いていない中で、自社製品の展示のみ。。フジフィルムなど、顔の部分だけ穴が開いていて、後ろから顔を出すと表側に移っている選手にコラージュされて写真が撮れると言うボードだけ…日本の二社、最悪だ...どうにかしろ、代理店。。。

かなり時間があったので、スタジアム前で待っていたのだが、特にガードされているようなエリアではないところに選手の乗ったバスが入ってくるので、ファンが入り待ちをしていて物凄いことになった。こんなオペレーションで良いのだろうか。。。本番では非常に問題になると思う。今回のコンフェデでは問題は起きなかっただろうが、人気国やフーリガンがいるような歯止めの利かないお頭の程度が低いファンのいる国の場合、ここは騒然となることは間違いない。

本番で採用されるか分からないが、ドリンクは上記の通り持込禁止である(少なくともペットボトルは駄目)。その代わりスタジアム前など至る所でドリンクが売られている。当然のことながらスポンサーのコカコーラのみなのでペプシ好きの人がいれば何とかして自分で持っていかねばならない(笑)。ソフトドリンクよりもビールの方が安かったのは流石ドイツだった。。。これらドリンクは当然ペットボトルから出されるのだが、エコシステムの発達のせいか、カップはどこにでも捨てられる紙コップやプラスチック製のコップではなく、デポジット50Cを購入時に取り、飲み終わった後に返却すると50C返却される、と言うシステムだった。飲み終わった後この返却可能なカップを忘れると50Cを取りっパグレるのでご注意を。。因みに二杯目以降同じカップを使えば二度目からはデポジットを取られない。

スタジアムへの入場であるが、チェックされるところは席のギリギリのところまでない。このチェック、結構最初は厳密にやっていて、席種ごとにキッチリ振り分けられていた。

試合前ギリギリにならないとそんなに多くの観客は入らず、日本国内での試合前の雰囲気とは全く異なるものだった。試合1時間前程になって漸く半分入ったかな、くらいのものだった。しかし埋まっていくのはギリシャ国旗をマントにしているギリシャ人ばかり…日本のサポ、ユニ着ようよ!!!!俺たちの代表の試合じゃん!青くしようよ!寂しいくらい普段着の人たちばかりだった...

このスタジアムの元々のスポンサーは全て青い布のようなもので覆いがされていたが、この上に旗などをぶら下げると係員が外せ、と言ってくるので、ご注意を。持って行くのは良いが、外せと言われるのがオチである。しかし、スタジアムに入ってから気付いたが、段幕などは全くノーチェックのようである。実際、ギリシャは結構大きな国旗を出していたし、日本もウルトラズはいつもの段幕を出していた。しかし、席と席の間の通路をまたいではいけないと言われたのか、半分に折っていた。。。(苦笑)

いよいよ、試合である。。


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