ここ最近すっかりコラムを書かず、ご無沙汰だった。。
明日からニューヨークに行くのだが、それまでにミラノの家を引越ししたりと(それも色々とややこしく...)かなり本業の大学院の勉強以外に忙殺されてしまった。。今度のマンションは大学院から歩いて10分以内で、今と比べようもないくらい近い。が、5月からしか借りられず、NYから帰ってきた後は、別のところに3週間だけ寝泊りすることにした。そこも学校まで歩こうと思えば歩ける。
*ストライキが未だに頻繁に起こるミラノ(イタリア全土かも知れない…)
では、電車乗り継いで行くのは危険だからである。。遠い人は2-3時間歩いてオフィスに行くとかあるらしい...
さて、今日はイタリアの道について簡単に報告したい。
こちらでは、色々と道の呼び方がある。小生が聞いた限り、一番大きな道はCorso、次にViale、そしてViaだ。(高速道路などは有料、無料といくつかあるらしいのだが、今日は高速道路の話はしない。)ただ、どれくらい大きいからCorsoだとか、どれくらい小さいからViaだとか言う基準はやっぱりイタリア的で明確な基準がないように思えて仕方ない。。。
昨日、5月から借りるマンションへ一先ず当分使わないものを運ぶために、イタリア人のクラスメートのNicolaに車で運んでもらった。その道すがら運転する彼と話をしていたところ、道の話になった。彼の話によると、やはりCorsoは一番大きな道とのことである。明らかに車の交通量は多い。以前コラムに書いたので(一回目)ご存知かと思われるがミラノ市内にはトラムが走っており、Corsoの場合、真ん中をトラム専用のレーンがあるくらいである。ミラノは明らかに日本より道が広く、Corsoの場合片側3車線くらいあるところもある。ただ、場所による。小生が毎朝通ってきていたCorso ItaliaはDuomoに繋がっているのだが、それ程広くなく、トラムも車も通れるところを含めて片側2車線である。
彼の話によると、Vialeと言うものには基準があるとのことである。何かと言えば、道の両側に木が植わっているのはVialeだとのことだ。基本的にその彼の話を信じるしかないのであるが、昨日通っていたVialeの両側には確かに木があった。いや、まぁ確かめようがないのだが、クラスメートの言うことであるし、信じるしかない(笑)。
ミラノだけではないと思うのだが、こちらには、英語で言うRound aboutがそこかしこにある(イタリア語で何と言うかは分からない...)。交差点には信号ではなく、どこからどこへ行こうと、一度右回りに回った後に自分の曲がりたいところで再び右折するシステムである。どんなことがあっても、右折しかありえない。慣れないと、一生Round aboutの中をグルグルと回らなければならなくなる…(笑)
そしてそのRound aboutには大概Piazza◯◯とかPiazzaleとか名前が付いているのであるが、(Piazzaの話はまた別の機会に。。。)日本の交差点のように十字路の代わりではなく、そのPiazzaに向けて5本も6本も道が向かってきていることなどざらである。また、どう考えても普通に信号のある十字路なのだが、交差点を超えると今までVialle Gran Sassoだった道が、Via Stradivariと言うように道の名前が変わることがしばしばある。つまり、走り続けていて交差点を超えると道の名前が変わるのである。
これは不思議である。。。
*日本でも、新宿の西口から東口を抜ける大ガードを超えると青梅
街道だったのが靖国通りになるようなことも稀にあるが、余り聞か
ない...
ミラノの広さは(地図に載るような中心部)大体山手線の半分くらいだそうだ。しかし、半分とは言っても結構広い。にもかかわらず、○○区などと言う呼び方をすることは稀で(勿論、駅名だったり、Porta Veneziaの近くと呼んだりはする)道の名前で場所を認識することが常であるようで、これは結構知った者勝ちの世界になってきている。。。にもかかわらず、同じ道なのに名前が変わる…タクシーのドライバーでもない限り、ミラノの道を全て知るのはほぼ絶望的である。
一先ず、大きな通り(Corso)などを覚えていくことが先決なのだろう。
頑張って覚えよう。
それしか〝道〟はない...
KEN@明日からNYなのでレポートはNYからに...