
1994年8月に初めて足を踏み入れてから、UKでの通算の滞在日数は間違いなく1年を超えている。
ざっくり計算して今までにUKで、朝、昼、夜と1000回はご飯を食べていることになるのだが、Best 1でした、昨日のランチは。何処かと言えば、そうおいそれと行けないところなのですが、Chapel Down Wineryの中にあるRestaurantのThe Swanと言うところ。本当に、本当に美味しかった。場所こそUKの中なのであるが、間違いなくあそこは元来のUKの食事のイメージとは異なる。最早、UKではないのではないかと思われる。それくらい美味しかった。あそこが代官山や表参道にあっても絶対に勝負出来ると思う程美味しかった。
またお店の中の雰囲気もとても良かったんだよね。

これはWaiting area。こう言うのをさり気なくしっかりと調度品も設えているところが素晴らしい。

この手前の椅子、本物のコルクらしいんだけど、ワインコルクの形していてね。因みに売っていましたが185 poundでした。運べないので諦めたけど、日本で車で行っていたら多分買っていたw。他にもいくつかコルクの椅子あったけどね。
さて、肝心のおいらのオーダーした食事。

おいら大好きフォアグラ。これのソースが美味しかったねぇ。ピスタチオソースだったと思う。何故だかトーストと一緒にサーブされてきて、パンに乗っけて食べました。写真撮り忘れたけど、その前にスターターで出てきたパンもとても美味しかったんだよね。

そしてメインディッシュのPork。一言で言えば、角煮のような出で立ち。正直、イギリス人がこう言った脂身を肉で挟んだ状態で食べると言うのは食べながら不思議に思っていた。アメリカ人とかは最早、赤身でなければ肉に非ず、的な感覚で肉を食べるではないですか。ラティーノは比較的脂身の美味しさを理解していると言うか、だけは食べないけど、共に、食べる習慣はあると思う。フレンチなんかはたまにそう言うの出てくるし、FirenzeとかでT-boneステーキなんかは思いっきり脂身が出てくる。食べるかどうかは別問題だけどさ。
ソースも美味しく、また小さな玉ねぎともう一つ別の何か分からなかった野菜と共に添えられていたリンゴのスライスも絶品でした。最早、UKではないような美味しさに本当にビックリしましたね。
Chapel Down wineryはKent州にあり、正直行きにくいし遠いけど、こう言ったWineryが他にもいくつかあるようです。丁度、帰りにHeadcornと言う駅に向かうタクシーをお願いしたら、既にリタイアした初老の夫婦が一緒に乗せてもらえないか?と言うので勿論、と。タクシーの中ではギリギリ間に合うか分からない状態で、駅で高架の階段を渡って走って電車に飛び乗りました。当然帰りの席もそのご夫婦と共に過ごしましたが、1時間喋りっぱなし。なんでこんな辺鄙なWineryに君たちはわざわざ日本から来たのか?とか何故日本人はSAKURAにObsessionを感じる程好きなのか?とか。どうやら彼らはChapel Down Wineryのクラウドファンディングに応募して株主らしく、それで招待されてきたようだが、そう言う機会でもない限り普通のイギリス人でも絶対に知らないようなところなんだよ、と。ある意味株主であるから自分たちのWineryと言っていたけど、そう言う感覚はとても羨ましいよね。働いている会社は自分の会社ではないけど、株を持っているから自分の会社。その会社が持っているレストランで食事をしてまたLondonに帰る。そう言う生活はとても羨ましいと思ったな。
良い食事、良い出会いありで、珍しくおいらは名刺を渡しました。いつでも良いのでメールをくださいね、と。Waterloo Stationでお別れをして、おいらたちもマンションに戻ってきましたとさ。
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