MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



一泊二日の強行軍ではあったが、シェフチェンコ11対ロナウジーニョ11のチャリティーマッチの観戦のためバルセロナへ乗り込んだ。

バルセロナはおろか、スペイン自体が初めての体験。事前情報で、ナポリ並みに治安が悪いとのことだったが、実情は全くそんな気配もなく、至って順調だった。日中は観光したのだが、軽い夕食の後メトロに乗ってカンプノウへ。

カンプノウ…

とてつもなく大きかった。San Siroとは別の意味でとても偉大なスタジアムである。観客席からピッチがとても近く、クラシコの時にフィーゴが豚の頭をバルセロナファンから投げられた現場が目に浮かぶ。。(苦笑)

前半と後半では全くメンバーが入れ替わってしまったのであるが、前半はそれはもう、スペクタクルな試合であった。ジダン、デルピエーロ、ラウル、ベッカム、ジェラード、そしてシェフチェンコ。青いユニを来たチームは所属チームこそ違えども、全くその違和感を感じさせない程統率が取れている。ベッカムは逆サイドへの40m超のパスを柔らかくしなやかに、そしてとても正確に送る。カラーゼの走るタイミングなど知る由もないだろうに、試合が進む度に精度は上がる。ジダンも元チームメートのデルピエーロにこれ以上無いほどのベストタイミングでDFの裏にボールを配給し、これまた見事としか言い様がないトラップでボールをコントロールし、左隅にゴールを決めた。

一方、ロナウジーニョ11。もう、素晴らしい。ホントに観ていて気持ちが良い。いや、余りにも美しく、そして荘厳な動きと連携に気味が悪くなるほどだ。カフー、カカ、デコ、エトー、そしてヒデ。とても初めて絡んだとは思えない程抜群に絡み合う。最初トップ下やや右目の位置に陣取っていたヒデは、段々試合が進むに連れてボランチの位置に入り、DFにボールが渡ると必ず顔を出す。カカは元チームメートである。もう、全く何の問題もない。ロナウジーニョ、カカとセレソンとの競演はもう華やか以外の何者でもない。

差し詰めこの試合、銀河系対セレソンのような形だった。実際、足りない部分に更にスーパースターを入れていたようなものだった。また、Milanでのチームメートのシェフチェンコ、カラーゼ対カカ、カフー、ジーダの絡みも面白かった。

後半はアンリが少しだけ顔を見せたりしたが、若干前半に比べると質感が落ちた。しかし、ゾラのループシュートは圧巻だった。。

もう、何もかもが最高だった。。
リッピとヴェンゲルが同じベンチに座って指揮を執るなんて言うこと絶対に有り得ないと思うが、こんなチームだったら先ず間違いなく、どこのリーグに行っても絶対ブッチギリで優勝であろう。。

感動した。
本当に感動した。
こんなに楽しい試合、もう当分拝めないであろう。。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
楽しめたみたいですね (milanista)
2005-02-18 01:18:13
昨日の試合、楽しめたみたいですね!

僕はTV観戦していましたよ。

相変わらずロナウジーニョのテクはやばいですね。

ペナの外から跨ぎフェイントしてからとんでもないパスを出したのとか。



KENさん、バルセロナ初めてだったんですね。

カンプノウ行ったことあるもんだと思ってました。

僕は4年前にフィレンツェからバスでバルセロナまで・・・。



ところで、我が家の近所というか・・・

徒歩30秒のところにリッピの家があったりします。w

至って普通のおじさんです。
 
 
 
初体験 (KEN@Milano)
2005-02-21 22:18:48
いやー、バルセロナどころかスペイン初体験でしたよ。カンプノウ、大きかったです。



フィレンツェからバスってのは僕には有り得ないんですけどね…(苦笑)電車なら兎も角。。。



リッピが住んでいるんですねぇ。。

会ってみたいようなないような…(苦笑)
 
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