
超型落ちの我がモトクロッサー、カワサキKX80。長らく修理に行っていて、ようやく引き上げてきました。ほら、乗る時間、まったくないですから何時でもいいというか……。
つね日頃時間がない、1日すっきり身体がフリーにならない、天候とのタイミングが悪い。
そんなのばかりで、モトクロスやる時間がまったくなし。さらに最近、関東圏も、どうしたの? というような、1日ドシャー、夕方からドシャーっと台風並みの豪雨に晒されて、それどころではなく。
なにせ洗濯物だって、おちおち干せないぐらいですからね。
そんな絡みもあって、しばらく、修理に出していたKX80を店に預けっ放しにしていました。そもそも、お店も突然モンゴルラリーのメカサポートで留守にしてしまっていたので、急な店休+ボクの放置が重なって、長い間、手元にありませんでした。
今回、修理に預けなければいけなかったのは、1年強前に埼玉のコースで、けっこうなんでもないセクションでなぜか前転していまい、その時にフロントブレーキ辺りを傷めてしまっていたからなのです。転倒して起き上がってみたら、離れたところで見事、KXは逆さになっていました。笑えるぐらいきれいに逆さになっていたので、今でもよく覚えています。
それで、どうもこの時にマスターシリンダーをやってしまたようで、ブレーキレバーが段付き症状を起こして、レバーがスッと戻ってくれなくなりました。グッと握ると戻りで半利き(引きずり)の状態で止まってしまい、そこから指で押し戻してやる必要がありました。フラットなコースではほとんどフロントブレーキを使わない乗り方なので放置していましたが、福島の山岳コースで乗ったらこの状態はさすがに恐ろしく。
グワーッーと登って、ガーッと降ってくるので、どうしてもその時にフロントブレーキを使わないと制動できず、そうすると半利きの状態でコーナリングに侵入することになり、指でエイヤッなんて都度やっているといつか転倒しそうでした。
それで、さすがに修理に預けました。はじめはマスターシリンダー側(ブレーキレバーのほう)か、キャリパー側(ブレーキローターのほう)か分からず、分解してみてマスターシリンダーがダメになっていることがわかりました。シリンダー内壁が段付き症状を起こしていて、ピストンがまっすぐに入らず斜めになってしまうため、変に引っかかってトラブルが出ていたようです。
滅多にフロントブレーキは使いませんが、こういう物に乗るとき、人は些細な変化でも無意識にも感じ取ってしまいそれが走りに影響してしまいます。実は壊れていないのに調子が悪いと感じるだけでパフォーマンスが落ち、逆に壊れているのに気がつかず好タイムを出すこともあります。なので、出来るだけ心の引っかかりは少ない方が、走るときはベストだと思ってます。

写真ではわかりにくいですが、このマスターシリンダー、新品ですよ! ピカピカ。
あと、フロントスプロケットのシール交換も済ませました。というのが、その長々お店に放置しておいたら、たまたま下の水たまり(連日の大雨のせい)にオイルにじみが出て、雨で不定期に出来る水たまりにオイルということはどこかから漏れているということで、調べたらシールがダメになっていたそうです。どうもいつもチェーンがオイリーであまりチェーンオイルを塗らなくていいなーとか、フェンダー裏によく飛び散るなーとか、たまにクルマのフロアに垂れててチェーンオイル塗り過ぎかな? とか感じてたのですが、違いました……。エンジンオイルが漏れていたのですね。
あんなとこ、イッちゃうものですね。あれだけ常に激しく回転(摩耗)している所なので、ダメになりやすいといえばそうなのですが、周りで症例がなかったもので。危なく、ピストンが焼き付くとこでした。

オイルはここから漏れていました。ちょうどチェーンに付着するんです。サビが切ない。
もう今年で10年落ちのマシンなので、普通に考えたらとっくに製品寿命は終わっているのですが(フルパフォーマンスを望むなら年1で買い替えが通例)、走行料を工面するのに必死で、買い替えには手が回りません。レーサーは長く乗ればそれだけ破損箇所が増えるので、結果的に修理にかかる諸々の負担は増しますし、パフォーマンスは確実に落ち続け、現実的に危険も増えます。それでも、新車1台を買い換えるには立ち塞がる壁は高く。
カワサキもホンダも09モデルでは450モデルがインジェクション化になるので(スズキは昨年から)、もうちょっとすると250モデルもFI化するか? と期待して、それを理由に引き延ばしてます。4ストロークでFIになったら、今よりずーと楽になると思います。昔、カワサキがKX250F(4ストローク250cc)をデビューさせたとき、試乗したことがあるのですが、エンジンブレーキがきかないしパワーはあるし、フレームが硬くておっかなかったですが、要は慣れですから。
やかん
つね日頃時間がない、1日すっきり身体がフリーにならない、天候とのタイミングが悪い。
そんなのばかりで、モトクロスやる時間がまったくなし。さらに最近、関東圏も、どうしたの? というような、1日ドシャー、夕方からドシャーっと台風並みの豪雨に晒されて、それどころではなく。
なにせ洗濯物だって、おちおち干せないぐらいですからね。
そんな絡みもあって、しばらく、修理に出していたKX80を店に預けっ放しにしていました。そもそも、お店も突然モンゴルラリーのメカサポートで留守にしてしまっていたので、急な店休+ボクの放置が重なって、長い間、手元にありませんでした。
今回、修理に預けなければいけなかったのは、1年強前に埼玉のコースで、けっこうなんでもないセクションでなぜか前転していまい、その時にフロントブレーキ辺りを傷めてしまっていたからなのです。転倒して起き上がってみたら、離れたところで見事、KXは逆さになっていました。笑えるぐらいきれいに逆さになっていたので、今でもよく覚えています。
それで、どうもこの時にマスターシリンダーをやってしまたようで、ブレーキレバーが段付き症状を起こして、レバーがスッと戻ってくれなくなりました。グッと握ると戻りで半利き(引きずり)の状態で止まってしまい、そこから指で押し戻してやる必要がありました。フラットなコースではほとんどフロントブレーキを使わない乗り方なので放置していましたが、福島の山岳コースで乗ったらこの状態はさすがに恐ろしく。
グワーッーと登って、ガーッと降ってくるので、どうしてもその時にフロントブレーキを使わないと制動できず、そうすると半利きの状態でコーナリングに侵入することになり、指でエイヤッなんて都度やっているといつか転倒しそうでした。
それで、さすがに修理に預けました。はじめはマスターシリンダー側(ブレーキレバーのほう)か、キャリパー側(ブレーキローターのほう)か分からず、分解してみてマスターシリンダーがダメになっていることがわかりました。シリンダー内壁が段付き症状を起こしていて、ピストンがまっすぐに入らず斜めになってしまうため、変に引っかかってトラブルが出ていたようです。
滅多にフロントブレーキは使いませんが、こういう物に乗るとき、人は些細な変化でも無意識にも感じ取ってしまいそれが走りに影響してしまいます。実は壊れていないのに調子が悪いと感じるだけでパフォーマンスが落ち、逆に壊れているのに気がつかず好タイムを出すこともあります。なので、出来るだけ心の引っかかりは少ない方が、走るときはベストだと思ってます。

写真ではわかりにくいですが、このマスターシリンダー、新品ですよ! ピカピカ。
あと、フロントスプロケットのシール交換も済ませました。というのが、その長々お店に放置しておいたら、たまたま下の水たまり(連日の大雨のせい)にオイルにじみが出て、雨で不定期に出来る水たまりにオイルということはどこかから漏れているということで、調べたらシールがダメになっていたそうです。どうもいつもチェーンがオイリーであまりチェーンオイルを塗らなくていいなーとか、フェンダー裏によく飛び散るなーとか、たまにクルマのフロアに垂れててチェーンオイル塗り過ぎかな? とか感じてたのですが、違いました……。エンジンオイルが漏れていたのですね。
あんなとこ、イッちゃうものですね。あれだけ常に激しく回転(摩耗)している所なので、ダメになりやすいといえばそうなのですが、周りで症例がなかったもので。危なく、ピストンが焼き付くとこでした。

オイルはここから漏れていました。ちょうどチェーンに付着するんです。サビが切ない。
もう今年で10年落ちのマシンなので、普通に考えたらとっくに製品寿命は終わっているのですが(フルパフォーマンスを望むなら年1で買い替えが通例)、走行料を工面するのに必死で、買い替えには手が回りません。レーサーは長く乗ればそれだけ破損箇所が増えるので、結果的に修理にかかる諸々の負担は増しますし、パフォーマンスは確実に落ち続け、現実的に危険も増えます。それでも、新車1台を買い換えるには立ち塞がる壁は高く。
カワサキもホンダも09モデルでは450モデルがインジェクション化になるので(スズキは昨年から)、もうちょっとすると250モデルもFI化するか? と期待して、それを理由に引き延ばしてます。4ストロークでFIになったら、今よりずーと楽になると思います。昔、カワサキがKX250F(4ストローク250cc)をデビューさせたとき、試乗したことがあるのですが、エンジンブレーキがきかないしパワーはあるし、フレームが硬くておっかなかったですが、要は慣れですから。
やかん