■ウィルコムの新発想 迷惑電話チェッカー＜WX07A＞

　いや、コレはとってもおもしろいしナイスなアイテムですよ。

　迷惑電話チェッカー＜WX07A＞というちょっと物騒な名前のこの製品は、年々被害総額が増している「オレオレ詐欺」などの悪質な迷惑電話をユーザーにお知らせする機能を持った商品となります。どのような仕組みか、というと、まず小柄なこのような商品を自宅の固定電話に繋ぎます。



　そして、もしかしたら悪質電話かも、という番号が掛かって来た場合、端末のランプが赤く点滅し、また固定電話の呼び出し音は鳴らずに危険性を警告します。


　この「悪質か」という判断基準は、まず迷惑電話番号情報が、提供元であるトビラシステムズ株式会社という会社のデータベースに2013年7月時点で既に2万件以上が登録されており、初期はこのデータを参考に警告を発します。しかし、あの手の悪質集団はとにかく知恵がハタラキます。どんな新しい番号を使ってくるか今後分かりません。そんな時のために、迷惑電話チェッカー＜WX07A＞には赤いボタンで「拒否」というものが設けられていて、もし出た電話が悪質だったり迷惑電話だった場合、その番号を登録、さらにはその番号がトビラシステムズに自動で転送され、専用の処理を経て「悪質」であるか判断されます。

　もちろん、個人的に迷惑と感じる番号がたった1人の判断だけで「悪質」と判断されるのは問題があるので、この機器を導入した多くの家庭から同様の申請があった場合と、警視庁とも連携したサービスなのでそれらの情報と照らしあわせた結果で判断されます。つまり、迷惑電話チェッカー＜WX07A＞が多く普及し、個々の家庭で拒否か許可かの登録がどんどん進めば進むほど、悪質な詐欺にあう可能性が減っていくわけです。

　いやー、とっても素晴らしいサービスであり発想ですよね。イメージ図を貼っておきます。


　発売は本日、2013年7月4日(木)から。お安いプライス設定でもあるので普及して迷惑被害が減る事を願っています。ぼくも実家用に導入の予定でいます。

やかん